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最後は「修正申告と追徴課税」で決着
啓一さんは、税理士に相談したうえで、妻の持ち分相当額(当時の土地評価額の50%)について、贈与税の修正申告を行うことになりました。結果として数十万円の税金を支払うことに。
「良かれと思ってやったことなのに……。知らなかったでは済まないんですね」と語る啓一さん。
今後、二世帯住宅を建てる計画は続行中ですが、「次に動く前には、必ず税理士に確認する」と心に決めているそうです。
夫婦間の共有名義は、適切に行えば相続や譲渡の節税に効果的です。しかし、資金の出どころや持ち分に整合性が取れていないと、かえって贈与税リスクを高めてしまうことも。
とくに不動産は金額が大きいため、税務署から目をつけられやすい取引のひとつです。大きなお金が動くときこそ、「制度のしくみ」をよく理解したうえで行動することが求められます。
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