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従来の学習法が基礎技術のないプログラマーを生み出す
なぜ基礎技術のないプログラマーがいるのか。実は、多くの小規模な会社では、未経験者を採用する際に次のような教育方法をとっています。
1.簡単な課題から始めて、徐々に難しくしていく
2.課題を与え、自分で調べながらなんとか動くものを作らせる
3.動けばOKとして、次の課題に進む
4.教育を終了し、実際のプロジェクトに送り出す
この方法では、たしかに短期間で「動くもの」を作れるようにはなります。しかし、体系だった学習を経ないため、なぜそのコードで動くのか、もっと効率のよい書き方はないのか、といった深い理解が欠如しがちです。
多くの企業が即戦力を求めるあまり、基礎教育に時間をかけられないという現状もあります。その結果、表面上は仕事をこなせるものの、本質的な部分を理解できていないプログラマーが次々と生まれてしまっています。
専門学校などの教育プログラムのように、2年間かけてゆっくりと学ぶ場合、インプット(勉強)とアウトプット(実践)を交互におこなう方法を採用しています。学んだことを実践で活かすことはやっていても楽しいはずですし、この方法自体が問題というわけではありません。
最大の問題は、ひととおり経験させるだけで繰り返し学習をしないため、プログラミングの基礎が定着できていないことにあります。長期間勉強しているにもかかわらず実用に足るスキルが身についていないという現状は、こうした学習方法を根本から見直す必要があるということを示しています。
なお、自分には基礎技術が足りないかもしれないと感じた人も、基礎技術をつけるのに遅すぎることはありません。これから説明する学習法で、プログラマーに必要な基礎技術を身につければ大丈夫です。
一方で、プログラマーへの道を歩み始めたばかりの人にとっては、基礎技術を習得せよと言われても戸惑うばかりだと思います。実際「何から始めればいいのか分からない」「勉強方法が分からない」といった声はよく耳にします。たしかに、プログラミングの世界は広大で、初心者は途方に暮れてしまうかもしれません。
しかし、心配する必要はありません。私の会社で実践している「最速学習メソッド」を実践すれば、驚くほど短期間で基礎を身につけられます。実際に、私の会社では多くの未経験者がこの方法で学び、約3カ月という短期間で即戦力として活躍しています。
このメソッドは決して楽な学習方法ではなく、集中力と忍耐力を要しますが、基礎技術を早期にしっかり固めれば、その後のプログラマーとしてのキャリアが大きく拓けます。ぜひ日々の学習に取り入れてもらいたいと思います。
