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プログラミング未経験にあえて学習をすすめたいJava
プログラミング言語には、C言語、C++、C#.net、Java、Python、VB.netなど、数多くの種類があります。さらにスクリプト言語にはJavaScript、PHP、Rubyなどがあります。これらの言語は、それぞれ異なる特徴や用途をもち、Web開発、データ分析、システム開発、組み込みシステムなど、さまざまな分野で活用されています。
今からプログラミングを勉強しようと考えている人のなかには、一体どの言語をどのように学べばよいのか分からない人も多いことと思います。特に学びたい言語が決まっていない人には、まずはJavaを学ぶことが最適だと私は考えています。
Javaを最初に学ぶプログラミング言語に選ぶのには、いくつかの理由があります。これらの理由は、単なる個人的な好みではなく、プログラミング言語の特性や市場動向、そして学習効率に関する知見に基づいています。
オブジェクト指向言語だから
Javaはオブジェクト指向言語の代表格です。詳細な説明は割愛しますが、オブジェクト指向は現代のソフトウェア開発において非常に重要な概念で、理解することで他の言語を学ぶ際にも大いに役立ちます。
Javaでオブジェクト指向の概念をしっかり学べば、C#.netやPython、Rubyなど他のオブジェクト指向言語も比較的容易に習得できるのです。
需要が高いから
そしてJavaは、企業での需要が非常に高い言語です。多くの開発案件、特に大規模案件ではJavaが採用されがちなので、求人も豊富です。
つまり、Javaを学ぶということは、実際の仕事に直結する技術を身につけることでもあります。例えば、銀行のオンラインバンキングシステムや、航空会社の予約システムなど、社会のインフラともいえるような重要なシステムの多くがJavaで開発されています。多くの企業のWebシステムや、Androidアプリの開発などでも、Javaが使われます。
Javaスキルの需要が高いことは、IT業界の調査結果からも分かります。例えば、IT業界に特化した求人情報サイトの調査によれば、プログラミング言語別の求人数ランキングのトップはJavaで、2位以下と大きく差をつけています。他の調査でもおおむねJavaは求人人気言語ランキングの上位にランクインしており、需要の高さがうかがえます。
Javaはミッドキャリアにも有利
Javaの習得はキャリアの安定性にもつながります。Javaのスキルをもっていれば、常に仕事の機会に恵まれる可能性が高まり、就職や転職を考えるうえでも大きな武器になり得ます。実際に私の知る限り、Javaのスキルをもつプログラマーは、景気の変動にかかわらず、安定した雇用を維持しています。
また、Javaの需要は特定の業界に限定されません。金融、製造、小売、医療など、幅広い業界でJavaが使用されており、自分の興味のある分野でスキルを活かせる可能性が高いというメリットもあります。
もちろん、Javaがすべての場面で最適というわけではありません。
例えば、人工知能(AI)の開発に特化したい場合は、Pythonを選択したり、小規模開発の多い企業に就職したりする際はPHPを学んでおくべきです。
