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プログラマーに求められる「3つの要素」
プログラマーとして仕事をしていくうえでは、大きく3つの要素が求められます。1つ目はなんといっても技術力です。なかでも若手のうちに身につけるべき基礎技術をおろそかにしてはいけません。
基礎技術とは、プログラミングの基本的な知識やスキルのことを指します。これは家を建てるときの基礎工事のようなものです。見えないところですが、土台がしっかりしていなければ、どんなに立派な建物も長くもちません。プログラミングも同じで、基礎技術がしっかりしていないと、長期的な成長は望めません。
基礎技術の中心となるのは、プログラミング言語を正しく理解し、活用する能力です。プログラミング言語の文法やアルゴリズムの知識は必須ですが、それ以上に大切なのは、基本的な考え方や使い方を理解することです。
例えば、Java(プログラミング言語の一つ)を学ぶ場合、Javaの文法を覚えるのは当然としても、それだけでは不十分です。クラスやオブジェクト、継承、多態性といった概念を、単に言葉として知っているだけでなく、実際のプログラミングでどう活用するのか、なぜそういう考え方が必要なのかを理解することがとても大事です。
基礎技術は、単に「動くプログラムを書く」だけでなく、効率的で保守性(システムの機能・性能の維持しやすさ)の高いプログラムを書くために欠かせません。また基礎技術をしっかりと身につければ、新しい技術や言語にも柔軟に対応できるようになるため、技術の進化が速いIT業界において長く活躍し続けられます。
もちろん技術だけでは十分とはいえません。特に3年目未満のプログラマーには、3つの要素が欠かせません。それは「基礎技術」に加え「スピード」と「教わる力」です。スピードとは仕事や学習を、最速を目指しておこなうこと、教わる力とは先輩や上司に指導したいと思わせるコミュニケーションスキルのことです。
これら3つの要素を最速で身につければ、早々に一人前として現場へ出ることができます。3年目まではこの3つの要素を意識しながら日々の業務や学習に取り組めば、未経験から最速でプログラマーになれるはずです。
