払えません…「年金月24万円」「貯金5,000万円」の65歳夫婦、中古で買った“夢のマイホーム”に大興奮→半年後、税務調査で課された〈衝撃の追徴税額〉【税理士の助言】

払えません…「年金月24万円」「貯金5,000万円」の65歳夫婦、中古で買った“夢のマイホーム”に大興奮→半年後、税務調査で課された〈衝撃の追徴税額〉【税理士の助言】
(※写真はイメージです/PIXTA)

東京での生活に疲れた60代夫婦は、コツコツ貯めた貯金と年金を頼りに「地方移住」を決断。移住先の山梨県で、中古ながら“念願のマイホーム”を手に入れます。理想の老後生活を謳歌する2人でしたが、その幸せは税務署から届いた「1通の封書」により一瞬で崩れ去ってしまったのでした……。宮路幸人税理士/CFPが具体的な事例をもとに、住宅購入時の注意点と節税ポイントを紹介します。

夫婦間での課税を避ける節税方法

「おしどり特例」の活用もひとつの手

今回のようなケースでは、いわゆる「おしどり贈与」の特例を活用するという方法があります。

 

「おしどり贈与」とは、正式名称を「贈与税の配偶者控除」といい、居住用不動産の取得による贈与を適用した場合、贈与税の課税価格から、基礎控除110万円のほか2,000万円まで贈与税がかからないというものです。

 

婚姻期間が20年以上であることや、贈与税の申告をするなど一定の要件はあるものの、該当する場合には、最大2,110万円が非課税になることから、A夫妻も購入前に一度検討すべきだったかもしれません。

 

先述したように、不動産のような大きな買い物の場合、税務署はその資金の出所について厳しくチェックしています。特に不動産の登記割合と資金の出所については、贈与を疑われた結果、多額の追徴課税を受けるケースも少なくありません。

 

あとで思わぬ追徴税を課されないよう、不動産購入の際は一度専門家に相談されることをおすすめします。

 

 

宮路 幸人

宮路幸人税理士事務所

税理士/CFP

 

\11月29日(土)-30日(日)限定配信/

税務調査を録音することはできるか?
相続税の「税務調査」の実態と対処方法

 

富裕層だけが知っている資産防衛術のトレンドをお届け!
>>カメハメハ倶楽部<<

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

 

※プライバシー保護のため、登場人物の情報は一部変更しています。

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録