(写真はイメージです/PIXTA)

米国センサス局は2025年5月の住宅着工件数がコロナ禍で落ち込んだ2020年5月以来の水準に減少したと発表しました。また、全米建設業協会(NAHB)による戸建て新築住宅販売の住宅市場指数は、市場予想に反して悪化しています。本稿では、ニッセイ基礎研究所の窪谷浩氏が、最新の統計から米住宅着工・許可件数について解説します。

住宅着工、許可件数ともに市場予想を下回る

6月18日、米国センサス局は5月の住宅着工、許可件数を発表した。住宅着工件数(季節調整済、年率)は125.6万件(前月改定値:139.2万件)と136.1万件から上方修正された前月、市場予想の135.0万件(Bloomberg集計の中央値)を大幅に下回り、コロナ禍で落ち込んだ20年5月以来の水準に減少した(図表1、図表3)。

 

出所:センサス局よりニッセイ基礎研究所作成
[図表1]住宅着工件数 出所:センサス局よりニッセイ基礎研究所作成

 

出所:センサス局よりニッセイ基礎研究所作成
[図表3]住宅着工件数(伸び率) 出所:センサス局よりニッセイ基礎研究所作成

 

先行指標である着工許可件数(季節調整済、年率)は139.3万件(前月:142.2万件)と前月、市場予想の142.2万件を下回った(図表2、図表5)。

 

出所:センサス局よりニッセイ基礎研究所作成
[図表2]住宅着工許可件数 出所:センサス局よりニッセイ基礎研究所作成

 

出所:センサス局よりニッセイ基礎研究所作成
[図表5]住宅着工許可件数(伸び率) 出所:センサス局よりニッセイ基礎研究所作成

 

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※本記事記載のデータは各種の情報源からニッセイ基礎研所が入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本記事は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
※本記事は、ニッセイ基礎研究所が2025年6月19日に公開したレポートを転載したものです。

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