6月23日の日経平均株価は下落してスタート。週末に米国がイランの核施設を攻撃したことで地政学リスクが高まり、幅広い銘柄に売りが広がりました。また、トランプ米政権が対中の半導体規制を強化するとの観測から、アドバンテスト〈6857〉や東京エレクトロン〈8035〉など、値がさの半導体関連銘柄が売られるなか、指数の下げ幅は一時300円を超えました。もっとも、為替市場では“有事のドル買い”なのか1米ドル=147円台まで円安が進むなか、日経平均は徐々に下げ幅を縮小、前日比49.14円安の38,354.09円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが69銘柄、値下がりが154銘柄、変わらずが2銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、アドバンテスト〈6857〉、東京エレクトロン〈8035〉、ソニー〈6758〉、TDK〈6762〉、信越化学工業〈4063〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、中外製薬〈4519〉、ファーストリテイリング〈9983〉、テルモ〈4543〉、バンダイナムコHD〈7832〉、ダイキン工業〈6367〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は15億7,000万株、売買代金は3兆8,328.11億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、鉱業、精密機器、食料品、医薬品、海運業などが上昇した一方、電気・ガス業、非鉄金属、鉄鋼、空運業、電気機器などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がホギメディカル〈3593〉で+515円(+14.07%)の4,175円、2位がキオクシアホールディングス〈285A〉で+270円(+11.82%)の2,554円、3位が三井E&S〈7003〉で+301円(+11.71%)の2,871円となりました。
一方、下落率は、1位が日本新薬〈4516〉で-306円(-9.00%)の3,094円、2位が円谷フィールズホールディングス〈2767〉で-154円(-6.70%)の2,146円、3位が日本酸素ホールディングス〈4091〉で-289円(-5.03%)の5,451円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは75銘柄、年初来安値を更新したのは39銘柄でした。
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