今週発表予定の経済指標:6月の東京都区部コアCPIや5月のコアPCEデフレーターに注目
今週は、6月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く総合、以下コアCPI)や5月のコアPCEデフレーター(食料品及びエネルギーを除く)に注目しています(図表1)。
6月の東京都区部コアCPIは前年比+3.3%(5月:同+3.6%)と上昇率が縮小することが予想されます(東京都区部コアCPIの推移は図表2参照)。
食料品価格の高止まりが継続するなか、既往の原油安や円高などが物価下押し要因になるとみられます。この先も、原油安や円高の影響に、電気・ガス料金の補助金などによる下押し圧力が加わることから、物価上昇率は鈍化することが見込まれます。
もっとも、食料品価格の値上げの動きや中東情勢の緊迫化を背景とした原油高が継続すれば、物価上昇率の鈍化ペースが緩やかにとどまる可能性があることに注意が必要です。
5月のコアPCEデフレーターは前月比+0.1%と4月と同水準になることが予想されます(コアPCEデフレーターの推移は図表3参照)。
これに先立って公表された5月のコアCPIと同様、家賃などのコアサービス価格はインフレ沈静化の動きが継続するほか、関税引き上げによる財価格への影響が限定的となることで、全体として低い伸びにとどまるとみられます。
東京海上アセットマネジメント
※当レポートの閲覧に当たっては【ご留意事項】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『【米ドル円】6月第4週の為替相場にインパクトを与える「重要な経済指標」【解説:東京海上アセットマネジメント】』を参照)。
※本記事は東京海上アセットマネジメントの「TMAMマーケットウィークリー」の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が文章を一部改変しております。
※全文は「TMAMマーケットウィークリー」をご確認ください。
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