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アドバイス2:将来を見据えた相続の段階的な検討を
佐藤さん夫妻は二人とも60代前半で、日本人の平均余命を考えれば、実際の相続が発生するのはまだ先のことです。現時点で最終的な相続の取り決めを急ぐよりも、まずは「一次相続」(夫婦のどちらか一方が亡くなった場合の相続)について考えることが先決ではないでしょうか。
多くの場合、配偶者が健在であれば、まずは残された配偶者が安心して暮らせるように資産が引き継がれます。裕子さんと美咲さんが同居している現状を考えれば、マンションは裕子さんの居住権を守る形で一次相続され、最終的な兄妹間の相続は二次相続(両親とも亡くなったあと)の段階で考えるという選択肢もあります。
また、現在8,000万円と評価されているマンションも、実際に相続が発生する20年後にはその価値がどうなっているかはわかりません。不動産価値は上昇することもあれば、下落することもあります。いまの価値をもとに家族関係にヒビが入ってしまうのは、まさに「取らぬ狸の皮算用」で後悔を招きかねません。
最も大切なのは、家族の絆です。相続をめぐる争いで家族関係が壊れてしまったら、どれだけの財産があっても幸せにはなれないでしょう。現時点では、「将来のために話し合いの土台を作る」ことに専念し、具体的な金額の配分は時機をみて段階的に検討していくという姿勢が、家族の平和を守る賢明な選択かもしれません。
亀井 岬
株式会社アイ・パートナーズフィナンシャル
独立系資産運用アドバイザー(IFA)
※株式会社 アイ・パートナーズフィナンシャル 金融商品仲介業者 関東財務局長 (金仲) 第314号
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