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成功した経営者がたびたび陥るワナ
事業を成功させ、M&Aで大きな資産を手にした社長が美味しい話に騙される。――おかしなビジネスに手を出してしまったり、会社を乗っ取られ借金だけを負わされたり、複雑な仕組みのハイリスクな金融商品によって財産を失ってしまったりといった事例があとを絶ちません。その原因は、契約書の内容をよく理解せずに合意してしまうことにあります。
顧問弁護士をつけ、契約内容のチェックを依頼するなどすることで、防ぐこともできるでしょう。しかし、なかには顧問弁護士や公認会計士を名乗る人が加担しているケースもあるようです。
ビジネスにおいても、資産形成における金融商品の選択にもいえることですが、一見魅力的にみえてもリスクをしっかり理解し、自分に合った手段なのかを考えること、自分が許容できる範囲のリスクを選択することが重要です。また、場合によっては弁護士にセカンドオピニオンとしての意見をもらい、リスクを洗い出すことも可能です。複数の専門家に相談することを視野に入れましょう。
美味しそうな話が寄ってきやすい富裕層
2023年度中小企業白書によると、中小企業の全体の54.5%が後継者不在の状況となっています。退職金やM&Aで大きなお金を手にすると気が大きくなり、許容できるリスクを上回るビジネスや投資に手を出しかねません。信用している人に任せきりにしたことで、大損するだけでなく全財産を失ってしまうこともあります。
成功者に近づき、今回のような手口で資産を騙し取ろうとするケースや、その人に合わない金融商品や生命保険商品を、十分な知識を与えないまま勧める営業マンも多く、富裕層ほど基本に忠実な金融知識が必要です。
信頼できるブレーンを複数人つけて、なにか決断をするときには意見を求めながら判断することで被害を防ぐこともできます。資産が大きくなるほど「美味しそうな話」は舞い込んできやすいものなので、第三者に意見を求めながら納得できる方法を考えていきましょう。
小川 洋平
FP相談ねっと
ファイナンシャルプランナー
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