5月2日の日経平均株価は、前日の米株高を受けて朝方から上昇して始まると、上げ幅は一時500円を超えました。買い一巡後はプラス圏でもみあう展開となり、前日比378.39円高の36,830.69円で取引を終えています。
市場の関心が高まっていた2度目の日米関税交渉について、赤沢亮正経済財政・再生相は「互いの関心事について突っ込んだ議論をした」と話しました。また注目の為替については「為替や安全保障は議論にならなかった」と言及。こうしたなか、市場では第2回会合を無難に通過したとの受け止めが広がり、買い安心感につながったとみられています。
日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが148銘柄、値下がりが76銘柄、変わらずが1銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、ファーストリテイリング〈9983〉、ダイキン工業〈6367〉、信越化学工業〈4063〉、アドバンテスト〈6857〉、中外製薬〈4519〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、TDK〈6762〉、伊藤忠商事〈8001〉、東京エレクトロン〈8035〉、セイコーエプソン〈6724〉、三菱商事〈8058〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は19億7,100万株、売買代金は4兆7,505.95億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、精密機器、医薬品、その他製品、化学、輸送用機器などが上昇した一方、銀行業、卸売業、その他金融業、保険業、証券業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がAOKIホールディングス〈8214〉で155円(+12.26%)の1,419円、2位がDTS〈9682〉で+470円(+11.48%)の4,565円、3位がサンウェルズ〈9229〉で+53円(+10.37%)の564円となりました。
一方下落率は、1位がコカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス〈2579〉で-238円(-8.99%)の2,408円、2位が楽天銀行〈5838〉で-436円(-7.91%)の5,075円、3位がフジ・メディア・ホールディングス〈4676〉で-161円(-5.49%)の2,770円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは55銘柄、年初来安値を更新したのは2銘柄でした。
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