ゴールドオンライン新書最新刊、Amazonにて好評発売中!
データで読み解く「日本経済」のリアル【エンタメ・スポーツ・事件編】
宅森昭吉(著)+ゴールドオンライン(編集)
データで読み解く「日本経済」のリアル【季節&気象・マインド・おもしろジンクス編】
宅森昭吉(著)+ゴールドオンライン(編集)
富裕層の資産承継と相続税 富裕層の相続戦略シリーズ【国内編】
八ツ尾順一(著)+ゴールドオンライン(編集)
シリーズ既刊本も好評発売中 → 紹介ページはコチラ!
PERが10倍より低いと割安に見えるものの…
逆に、PERが10倍を下回るほど低い場合は一見割安に見えますが、「なぜ市場はその企業の将来性をこれほどまでに低く評価しているのか」を確認する必要があるでしょう。
そもそも業界全体が衰退期にあるのか、経営陣が投資家から信頼されていないのか、あるいは、市場がその企業の成長性にまったく期待していないのか……。PERが低い理由を調べ、「市場が誤って低く評価しているだけ」という明確な根拠が見つからないかぎり、安易に飛びつくべきではありません。
割安だからと安易に飛びつくと、価値の下落が続く「バリュー・トラップ」に陥り、思わぬ損失を被ることになりかねません。
重要なのはPERの数値そのものだけでなく、その企業の成長率とのバランスです。Amazon のような例外的なケースもありますし、急成長中のベンチャー企業であれば、PERが50倍、100倍であっても、将来の成長性によっては、十分に正当化されることもあります。
一方、成熟した産業で、安定した経営を続けている企業であれば、PERは20 倍程度に収まっているほうが安心感があります。そういう意味では「安定性」と「成長性」を兼ね備えた優良企業であるにもかかわらず、PERが市場平均より低い企業は、大きな「伸びしろ」があると言えるでしょう。
もちろん、ROE(自己資本利益率)やFCF(フリーキャッシュフロー)など、企業の財務状況や収益性、成長性を測る指標は数多く存在します。しかし、最初からそれらすべてを追いかけても、情報過多で混乱してしまうだけでしょう。
また、いくら詳細な分析を行ったところで、未来を正確に予測することは誰にもできません。私自身、投資判断の際に、そこまで細かい数字をチェックしているわけではありません。
このように、ごく基本的な数字を確認するだけでも、倒産リスクの高い「地雷」企業や、将来性に見合わない割高な企業をある程度避けることができるのです。
中島 聡
エンジニア・起業家・投資家
注目のセミナー情報
【国内不動産】2月14日(土)開催
融資の限界を迎えた不動産オーナー必見
“3億円の壁”を突破し、“資産10億円”を目指す!
アパックスホームが提案する「特別提携ローン」活用戦略
【国内不動産】2月18日(水)開催
東京23区で利回り5.3%以上を目指す
建売ではなく“建築主になる”新築一棟マンション投資とは
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
