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ローリスク・ローリターンのインデックスファンドやETF
「銀行預金のリスクはわかったが、メタトレンド投資や推し投資のように自分で積極的に銘柄を選ぶのはハードルが高い」「個別株投資はめんどくさそうだし、やはりそのリスクも心配だ」そんなふうに感じる方も決して少なくないでしょう。たしかに個別の企業選びの難しさやひとつひとつの企業を分析する手間、そして個別株投資に伴うリスクを考えると、二の足を踏んでしまうのも無理はありません。
そんな人にもおすすめなのが「投資信託」です。投資信託は、多くの投資家からお金を集めて、ファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロが、そのお金をまとめて株式や債券など複数の資産に投資、運用する金融商品です。投資信託のなかでもおすすめなのはインデックスファンドやETF(上場投資信託)への投資です。
インデックスファンドとは、S&P500や日経平均株価など特定の指数(インデックス)と同じ値動きを目指す運用方法(インデックス運用)を採用している投資信託のことです。一方のETFは、投資信託の一種ですが、証券取引所に上場されており、株式のようにリアルタイムで取引することができます。
インデックスファンドやETFへの投資は、個別株投資のように短期間で株価が数倍、数十倍に化けるような、爆発的なリターンは期待できません。
しかし、それは裏を返せば、大きな損失を被こうむるリスクもそれだけ小さいということです。世界経済の中長期的な成長の恩恵を着実に享受できる可能性が高い、堅実な投資手法とも言えます。
さらに何と言っても、投資の手間がほとんど不要であるという点は、忙しい現代人にとって非常に大きなメリットです。インデックスファンドやETFは、市場全体や特定の指数に連動するように、自動的に幅広い銘柄に分散投資されます。そのため、個別銘柄をひとつひとつ分析して選ぶといった膨大な時間と労力を費やす必要はありません。
また、メタトレンド投資と同様に、10年、20年、あるいはそれ以上の長いスパンでじっくりと時間をかけて資産を育てていく、長期投資を前提とした投資手法です。そのため、投資をスタートしたあとは基本的に放置していて問題ありません。短期的な景気の変動や、個別企業の業績、株価の乱高下に一喜一憂し、精神的に疲弊することもないでしょう。
「投資先の企業が経営破綻して、自分の投資したお金がゼロになってしまったらどうしよう」といった、個別株投資につきまとう不安や心配とも無縁です。
インデックスファンドやETFは、多数の企業に分散投資されています。仮にひとつの企業が倒産したとしても、その影響は限定的であり、資産全体がゼロになるリスクは極めて低いのです。私はメタトレンド投資や推し投資といった、個別銘柄への積極的な投資を行っています。しかしETFにも一部資金を振り向けています。
Microsoft時代に、アメリカの企業型確定拠出年金制度「401K」(日本の企業型DCやiDeCoに相当)を通じて投資してきました。具体的には「バンガードS&P500ETF」「バンガードラッセル1000グロース株ETF」などに長期にわたって投資しています。
インデックスファンドやETFに投資する際にも個別株投資同様、ドルコスト平均法による積立投資を行いましょう。高値つかみを防ぐ目的です。そしてiDeCoやNISAなど税制優遇が受けられる枠を活用すれば、効率良く長期投資ができます。
はっきり言って、推し投資やメタトレンド投資に比べると「夢」や「おもしろさ」はありません。しかし、株式投資へのハードルを大きく下げ、長期的な資産形成を手堅く行う手段として、インデックスファンドやETFは非常に優秀です。「投資はやりたいけど個別銘柄選びに時間をかけたくない」という方にとって、インデックスファンドやETFはちょうどいい落としどころだと思います。
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