愛の証「ハリー・ウィンストンの婚約指輪」が発端…結婚25年目、50歳夫婦が税務調査で「多額の追徴課税」に泣いたワケ【税理士が解説】

愛の証「ハリー・ウィンストンの婚約指輪」が発端…結婚25年目、50歳夫婦が税務調査で「多額の追徴課税」に泣いたワケ【税理士が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

夫婦間でお金や物のやり取りをする際、贈与税のことを気にしていない人も多くいるようです。しかし、車や指輪など高額なプレゼントをするときには夫婦間でも注意が必要です。本記事ではAさんの事例とともに、夫婦間での贈与における注意点について、木戸真智子税理士が解説します。※プライバシーのため、実際の事例内容を一部改変しています。

夫婦間でも贈与の対象に…高額なプレゼントには要注意

Aさんが疑問に思うことも無理はありません。というのも、扶養義務者から生活費や教育費が必要になるたびに直接支払われたものであれば贈与税の対象になりません。また、お祝いなどは社会通念上相当とされる範囲であれば対象にはなりませんし、婚約指輪や結婚指輪などは社会通念上、相当と考えられる範囲ではあります。

 

しかし今回のケースは結婚や婚約のタイミングではなく、プレゼントと考えられる贈り物だということになります。婚約指輪といっても結婚して25年を過ぎているため、「そのときの約束だから」と主張しても調査官としてはそれを婚約指輪として認めることは難しい状況でした。

 

結果として、指輪とネックレス分の贈与税を支払うことに。85万円の追徴税を課せられ、後味の悪いプレゼントとなってしまいました。

 

夫婦間のやりとりにおいては、普段気にしないでやっていることも実は贈与の対象になってしまうことがあります。たとえば、車などもそうです。夫が全額負担で妻名義の車を買ったなどの場合も贈与税の対象です。保険を夫が契約者で保険料も負担して、受取人が妻の場合も贈与税や相続税などの対象になります。日々の生活のなかで起こり得ることでもありますので、なにか高額な契約や購入をするときは、よく確認しましょう。
 

 

木戸 真智子

税理士事務所エールパートナー

税理士/行政書士/ファイナンシャルプランナー

 

\11月29日(土)-30日(日)限定配信/

税務調査を録音することはできるか?
相続税の「税務調査」の実態と対処方法

 

富裕層だけが知っている資産防衛術のトレンドをお届け!
>>カメハメハ倶楽部<<

 

カメハメハ倶楽部セミナー・イベント

 

【12/9開催】
「資産は借りて増やせ!」
3年間で延べ1,500社以上を担当した元銀行トップセールス社長が語る
“新規事業×融資活用”で資産を増やすレバレッジ経営戦略

 

【12/11開催】
企業オーナー・医療法人のための
事業と個人の安心を守る「グローバル資産戦略」
〜実例で学ぶ 経営資産の防衛と承継設計〜

 

【12/13-14開催】
不動産オーナーのための「法人化戦略」
賢いタックスプランニングで“キャッシュを最大化する”方法

 

 

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録