4月15日~4月21日の「FX投資戦略」ポイント
<ポイント>
・先週の米ドル/円は、一時142円まで急落。株安のなかでも米金利が上昇する“悪い金利上昇”が広がるなど、出し抜けに米金融市場が不安定となり、米ドル安リスクも拡大した。
・トランプ大統領の相互関税発表をきっかけに、株式、債券といった米金融市場の不安定化が急拡大している。これを収拾できるまで米ドルの上値は重く、荒い値動きが続きそう。
・今週の米ドル/円は「140~146.5円」と予想。
先週の相場…“悪い金利上昇”のなか、1ドル=142円まで急落
トランプ大統領の「相互関税」発表をきっかけに世界的な株価暴落「トランプ・ショック」が広がるなか、米ドル/円も急落しました。
先週は、9日にトランプ大統領が一部関税発動を90日間停止すると発表すると148円台まで反発したものの、すぐに下落が再燃。この間の安値も更新し、一時142円割れ寸前まで一段安となりました(図表1参照)。
こうしたなか、異例の動きとなったのが米金利でした。教科書的には、株安・リスクオフ局面では金利は低下するのが基本です。ところが、「トランプ・ショック」で記録的な株価暴落となるなか、米金利は“急上昇”となりました。
米金利が急上昇するなかで、日米の金利差(米ドル優位・円劣位)は急拡大しましたが、これを差し置いて起こったのが米ドル安・円高です(図表2参照)。
ではなぜ、「トランプ・ショック」という記録的なリスクオフ局面で、米金利は上昇したのでしょうか。また、なぜ米金利上昇にもかかわらず米ドル安・円高となったのでしょうか。
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