中古アパート経営において成功のカギを握る「物件選び」。物件を選ぶ際、どのようなところに着目すれば、「良い物件」「悪い物件」を見極められるのでしょうか? 今回は、現役不動産投資家である不動産鑑定士兼税理士の沖田豊明氏が自身の経験から、不動産投資を成功に導くポイントについて解説します。
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リノベーション物件の判断基準
すでにリノベーション済み物件を購入することもあります。外壁や配管まですべて綺麗に直してあるので、自ら修繕を行う必要がなく、不動産投資初心者にとってもお勧めです。ただ、リノベーション物件は、いい加減な建設会社が販売しているケースも否定できません。そうしたとき、良いリノベーション物件を見抜くのに必要なのは、「信用」です。銀行が保証して販売している物件は信用度が高いとみてよいでしょう。
物件は、30年ほどのローンで売られています。銀行としても長く貸すため、いい加減な物件に保証を出すことはできないからです。つまり、銀行が保証しているということは、それだけ安全な信用できる建設会社と判断してもよいと考えます。
不動産投資を成功に導くポイント
筆者が不動産投資を行う際に実践していることについて述べてきました。中古の物件を購入する際、外見はある程度目視で良い悪いがわかります。しかし、配管などの内部は見た目ではわからないため、修繕履歴や不動産会社からの情報、銀行による信用をもとに判断することが重要といえるでしょう。
沖田 豊明
沖田不動産鑑定士・税理士事務所
不動産鑑定士・税理士
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沖田不動産鑑定士・税理士事務所
不動産鑑定士
税理士
行政書士
平成11年に埼玉県川口市において、不動産オーナー様が安心して相続・不動産賃貸業ができるようにサポートすることを使命に不動産税務の専門事務所を開設。
不動産投資家系オーナーの顧問先に対し、税務面のみならず、不動産鑑定士の専門知識を活かして、投資物件に対する購入アドバイスを行っている。また、不動産投資において、購入後プラスのキャシュフロー運営を続けることが最も重要であるとの認識のもと、賃貸経営の資金管理を中心に経営全体のサポートも行っている。
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