(※写真はイメージです/PIXTA)

「事故物件」と聞くと、多くの人が「幽霊が出る」「怖い」「縁起が悪い」といったイメージを抱くかもしれません。しかし、そもそも事故物件とは何を指すのでしょうか。本稿では、事故物件を専門に扱う「成仏不動産」を展開する花原浩二氏、税理士・公認会計士の木下勇人氏、税理士・不動産鑑定士の井上幹康氏による著書『不動産オーナー・管理会社のための 事故物件対応ハンドブック』(日本法令)より、事故物件の具体的な基準について詳しく解説します。

事故物件のイメージ

「事故物件」と聞くと、皆さんはどのようなイメージを持たれるでしょうか。

 

幽霊、怨念、怖い、汚いなどといったネガティブなイメージを持つ方がほとんどではないでしょうか。筆者も以前は少なからず同様のイメージを持っていましたので、その気持ちは理解できます。しかし、成仏不動産サービスを始めて思うことは、事故物件をしっかりと理解すれば怖がることも、避ける必要もないということです。人は知らないものを怖がる傾向があります。大切なのは、「理解すること」です。

 

株式会社AlbaLink(東京都江東区)は、男女983人を対象に「事故物件に住むのはありかなしかについての意識調査」を実施(https://wakearipro.com/accident-property-questionnaire/)し、そのデータをランキング化しました。

 

アンケートには、下記のような声があがりました。

 

なしを選んだ理由

・霊感はないですが、精神的に受け付けないので絶対に住みたくないです。(40代)

 

・仮に安い物件となっていても、金銭と別の問題があると困るため。(40代)

 

・知り合いが事故物件で失敗しているので私はなしです。(30代)

 

・正直、気分が滅入りそうなのと怖いからです。(30代)

 

・事故物件に住んで怖い思いをした経験があるので、今後事故物件に住むのは絶対に嫌です。(30代)

 

・霊的なものを以前から見やすく、知らなければ知らないほうがいい。(40代)

 

・何かあると事故物件に住んでいるからではないか、と考えてしまいそうなため。(20代)

 

・実害がなくても、精神健康に影響して結果的に高くつきそうだから。(20代)

 

・幽霊などは信じていないけれど、何となく嫌。(30代)

 

・亡くなられた方も気の毒ですし、運気が良くない部屋だと思うから。(40代)

 

このように、「なし」と答えた人の大半が「運」や「霊」、「何となく」など、精神的・心理的な理由をあげていました。

次ページ「事故物件」=幽霊が出そう?

※本連載は、花原浩二氏、木下勇人氏、井上幹康氏の著書『不動産オーナー・管理会社のための事故物件対応ハンドブック』(日本法令)より一部を抜粋・再編集したものです。

不動産オーナー・管理会社のための事故物件対応ハンドブック

不動産オーナー・管理会社のための事故物件対応ハンドブック

花原浩二・木下勇人・井上幹康

日本法令

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