(※画像はイメージです/PIXTA)

人生100年時代における老後不安の解消方法は「できるだけ長く働くこと」だと語るのは、ライフシフト研究者の河野純子氏。とはいえ、60歳以降は支出が大幅にダウンするため大きく働く必要はないといいます。本記事では、河野氏の著書『60歳の迎え方 定年後の仕事と暮らし』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集して、60歳以降の労働収入を考える上で知っておきたい、老後の収入・支出のリアルについて解説します。

60歳以降の収入…退職金・年金の金額はぬかりなくチェック

続いて収入についてみていきます。自分がいつ会社を辞めるといくらの退職金がもらえるのかは、会社の人事に確認を。

 

企業の退職金は減少傾向にあり制度の見直しも進んでいるので、「先輩からうっすら聞いていた話と違う!」「こんなはずじゃなかった」ということがないように、ぬかりなくリサーチをしてください。

 

次に自分がいくらの公的年金をもらえるのかを確認します。会社員だった人が受給できる年金は、「老齢厚生年金」と「老齢基礎年金」(国民年金にあたる部分)の2階建てになっています。「老齢厚生年金」の額は、これまで納めてきた保険料と納付期間によって決まるため、人それぞれです。

 

例えば、保険料は給与に一定の料率をかけて決まるので、給与が高かった人ほど高額の保険料を納めていて受け取れる年金額も多くなります。また受給開始時期については、2000年の法改正で、60歳から65歳に引き上げられています。

 

ただし経過措置があり、1966年4月1日以前生まれの女性の場合は、「老齢厚生年金」部分を少し早く受け取れることになっています。

 

なかなか複雑ですが、自分がいつからいくらの年金を受け取れるかは、日本年金機構の「ねんきんネット」を見ればすぐにわかります。登録の手間はかかりますが、誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」を待つこともなく、いつでもチェックできるのでお勧めです。

 

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※本連載は河野純子氏の著書『60歳の迎え方 定年後の仕事と暮らし』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。

60歳の迎え方 定年後の仕事と暮らし

60歳の迎え方 定年後の仕事と暮らし

河野 純子

KADOKAWA

60歳は人生の転換点。これからの40年は、楽しく働く、自由に生きる。 「とらばーゆ」元編集長にしてライフシフト・ジャパン取締役CMO、人生100年時代のライフシフトを研究する著者がひもとく、60歳からの仕事と暮らしのリア…

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