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共働き夫婦がいまからできる対策
では、美咲さんのようなケースを避けるためにはどうすればよいのでしょうか?
1.ねんきん定期便を活用し、将来の年金額をシミュレーション
ねんきん定期便を確認し、夫婦それぞれの年金額を把握します。どの程度の遺族年金がもらえるかを事前にシミュレーションします。
2.生命保険や個人年金を活用する
公的年金だけに頼らず、民間の生命保険や個人年金保険を活用し、リスクを分散します。夫婦のどちらかが亡くなっても生活費を確保できるように備えます。
3.遺族年金制度の仕組みを事前に知っておく
「遺族厚生年金が減額される条件」など、自分たちに関係する制度を調べます。年金相談窓口を活用し、専門家に相談します。
「夫婦で老後資金について話し合う機会がもっとあれば……」美咲さんはそう後悔しましたが、同じ状況に陥らないためには、共働き夫婦こそ早い段階からの準備が重要です。
共働き夫婦ならではの老後リスクに要注意
「共働きなら老後も安心」と思っている人は多いですが、実際には「共働きだからこそ遺族年金が少なくなる」ケースがあることを理解しておくべきです。夫婦のどちらかが亡くなったとき、想定していた収入が入らなくなることを前提に、民間の保険や資産運用などで備えることが大切です。
「知らなかった……」ではすまされません。いまのうちからしっかり備え、後悔しない老後を迎えましょう。
波多 勇気
波多FP事務所
代表ファイナンシャルプランナー
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