(※写真はイメージです/PIXTA)

仕事が速く精度が高い人や、いつも上司や環境に恵まれているように見える人は、一体、何が違うのでしょうか。このようなビジネスパーソンが意識的に行っていることについて、田中渓氏の著書『億までの人 億からの人 ゴールドマン・サックス勤続17年の投資家が明かす「兆人」のマインド』(徳間書店)より一部抜粋・再編集し、詳しく解説します。

上司ガチャを「ハズレ」で終わらせない

「上司からの評価に納得できない」「上司と合わない」といった上司にまつわる悩みは尽きません。稼ぐ人を目指したくても、今の上司のままでは昇給も昇進も叶わない。「上司ガチャ」にハズレてしまった場合、人事を尽くして天命を待つか転職をするしか道はないのか……と、いう気持ちになります。

 

そもそも、「いい上司」とはどういう人のことを指すのでしょうか。P・ドラッカーはリーダーに必要な要素として「観察力」「発信力」「柔軟性」「コミュニケーションスキル」「決断力」「行動力」「業務遂行能力」「責任感」「育成能力」と9つを挙げています。もちろんどれも必要な要素だと思いますが、僕が見てきた、稼ぐ人を育てる、リーダーは以下の3つを必ず持っていました。

 

ひとつは、部下や後輩に権限移譲ができること。適切な権限移譲をすることで、お互いに信頼関係が生まれます。上司は勇気が必要ですし、上司から仕事をまかされた部下や後輩も、その瞬間はプレッシャーを抱えることになります。ですが、それを乗り越えていった先にお互いの成長があり、強いチームができあがります。

 

2つ目は、部下や後輩の出した成果をフェアに認められること。部下や後輩の成果を自分のものにするのはもってのほかですが、自分の色眼鏡を捨てて、成果そのものに対して、どんな人にもフェアに評価ができる上司は、人を育てます。

 

最後は、部下や後輩が失敗したときに責任をとれること、です。部下や後輩にまかせるような重要な意思決定をした以上は、責任転嫁をせず、自分が負うべき責任の範囲を明らかにする必要があります。

 

部下や後輩は心理的安全を得られ自由に仕事ができるうえ、最後は上司の責任になってしまうから、という緊張感を持ち、「この仕事は自分の意思決定のもとに進める」とオーナーシップを持つようになります。

 

失敗しても、「あの人は、責任をとることができる人間だ」という評価がされ失敗を重ねながらも大きな仕事が舞い込み、成功させて信頼を勝ち得て、さらに裁量のある仕事が回ってきて……という稼ぐ人のサイクルに入ります。

 

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※本連載は、田中渓氏の著書『億までの人 億からの人 ゴールドマン・サックス勤続17年の投資家が明かす「兆人」のマインド』(徳間書店)より一部を抜粋・再編集したものです。

億までの人 億からの人 ゴールドマン・サックス勤続17年の投資家が明かす「兆人」のマインド

億までの人 億からの人 ゴールドマン・サックス勤続17年の投資家が明かす「兆人」のマインド

田中 渓

徳間書店

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