人間関係の不安は、所属するコミュニティを増やすことで解決する
年齢を重ねても、所属するコミュニティが変わっても、人間関係は難しいもの。人脈がお金を運ぶ富裕層ですら、努力なくしては良好な人間関係を維持できません。本記事では、富裕層が心がけている人間関係やコミュニケーションについてお伝えしていきます。
人が抱える不安は大別すると「お金」「健康」「人間関係」の3つに集約されると思います。
そのうち、「お金」と「健康」については、それぞれのリテラシーを身につけつつ、複利の力を活かして増やすなり整えるなりすることが重要なポイントになります。
「人間関係」の不安を解消するには、「所属するコミュニティを複数持っておく」ことです。人間関係も分散投資が基本です。
会社の人間関係だけが自分の所属しているコミュニティだった場合、そこで人間関係のトラブルが発生してしまうと逃げ場がなくなってしまいます。ひとつのコミュニティで居心地が悪くなるようなトラブルが起きても、ほかにコミュニティを持っていれば、折れかけた心も立て直しやすくなります。
僕自身もアスリートコミュニティに参加し、利害関係のない世界で仲間ができたことは、心身を回復させることに大いに役立ったと思っています。
心理的安全を確保するための「分人主義」とは
また知り合いの富裕層のなかには、コミュニティによって全然キャラクターが違う、という人が何人もいます。僕が以前接していたコミュニティでは、大人しくて、自分の主張を全然しなかった人だったのに、その後起業して、成功したコミュニティでは雄弁にものを語り、たくさんの後輩を連れ積極的にイベントなどを開いていたり、と。
そのときどきの相手やコミュニティに合わせて変化するそれぞれの自分を「分人」と呼び、すべての分人が「本当の自分」である、という「分人主義」を平野啓一郎氏が提唱しています。
成功のためだけでなく、心理的安全の確保のために、キャラチェンジすることも、複数のキャラクターを持つことも、ありなのだと感じます。
富裕層は学習の継続、趣味、文化の堪能、地域貢献、などを通じて複数のコミュニティに属していることが多いので、その副次的な効果として、複数の人生を楽しんでいるのかもしれません。
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