コミットメントの感覚を持つ
「コミットメント」はビジネスに不可欠の概念です。意味は、一定の結果への責任や約束を指します。某トレーニングジムのCMにあった「結果にコミット」するだけではなく、自ら期限や目標を設け、それに対応する行動や結果を能動的に決めていく「仕事への取り組み方」を含んだ概念です。このコミットメントの感覚を持つ人は、長く信頼されます。
ビジネスでは納品からちょっとしたアポイントメントまで、日常的に多くの種類の約束事があります。まさに大きなことから小さなことまでさまざまですが、コミットメント感覚が備わっている人は、常にそれらに自分が取り組むべき責任を感じ、自ら必要なアクションを取ります。
つまり、内容や日時を積極的に確認し、約束をしたことを相互確認し、細部についても質問をするなど、約束をしっかりしたものにしようとします。また、「これに関する情報を〇日までに連絡しないと、相手が困るかもしれないな」など、自分ができるアクションを考えようとします。終始、能動的で責任感が感じられるので、地道ながら堅牢な信頼が積み重なっていきます。
対して、コミットメント感覚が薄いと、反対に仕事の確認を先方に言われてはじめてするなど、言われたことしかせず、受動的です。また期日など日時に関する意識も希薄なところが見受けられます。こちらは相手や周囲に少しずつですが不満を持たれやすいと言えます。長期にわたって信頼を得るのはどちらか明らかでしょう。日ごろからコミットメント感覚を大事にしてください。
コミットメントの重要なポイントは、小さなことでも「約束をする」という感覚と「約束を守る」という感覚の両方をしっかりと意識することにあります。もちろん、過大な業務など簡単に約束できない場合は、「考えさせてください」と伝えられるのも、コミットメントです。しかし、その場合は「〇月〇日まで」と言い添えておくと、相手は安心して待つことができるでしょう。
コミットメントの感覚が堅牢な信頼を形成する
丸山 ゆ利絵
アテインメンツ合同会社代表
プレゼンス・コンサルタント
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