1月28日の日経平均株価は、前日の米ハイテク株の暴落を受けて朝方から下落してスタートしました。売り一巡後は値ごろ感から買い戻しの動きも見られましたが、後場には再び売り優勢の展開に。前日比548.93円安の39,016.87円で取引を終えています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが112銘柄、値下がりが112銘柄、変わらずが1銘柄。
中国のスタートアップ企業「ディープシーク(DeepSeek)」が最新の人工知能(AI)モデルを発表しました。同社が発表したAIモデルは、オープンAIや米メタの最も先進的なモデルと同等の性能を有しながら、タスクによってはオープンAIの製品と比べて20分の1〜50分の1ほどのコストに抑えられるとの情報も。こうしたなか、米企業がAI開発に過度に資金を投じているとの懸念が再燃しており、27日の米株市場ではAI向け半導体大手「エヌビディア(NVIDIA)」が大暴落。1日で時価総額5,890億ドル(約91兆円)減と、米企業1銘柄の1日あたりの減少額としては過去最大を記録しました。
もっとも、ディープシークの情報については実態が定かではない部分も多く、27日の米株市場でもダウは前日比プラスで終えています。さらに、アップルやメタといった主力ハイテク銘柄も上昇して終えていることから、米株市場全体にショックが波及しているわけではないとの見方も。そのため、「ディープシーク・ショック」の影響については明日以降極短期で落ち着く可能性も考えられています。
日経平均株価の寄与度下位は、アドバンテスト〈6857〉、東京エレクトロン〈8035〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、ファーストリテイリング〈9983〉、フジクラ〈5803〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、ソニー〈6758〉、KDDI〈9433〉、任天堂〈7974〉、コナミ〈9766〉、住友不動産〈8830〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は19億7,600万株、売買代金は5兆474.91億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、その他製品、銀行業、不動産業、陸運業、空運業などが上昇した一方、非鉄金属、ガラス・土石製品、電気機器、石油・石炭製品、機械が下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がLITALICO〈7366〉で+150円(+17.16%)の1,024円、2位がACCESS〈4813〉で+150円(+15.79%)の1,100円、3位がAppier Group〈4180〉で+183円(+12.53%)の1,644円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がアドバンテスト〈6857〉で-1,023円(-11.14%)の8,162円、2位がメガチップス〈6875〉で-670円(-10.55%)の5,680円、3位が日本製鋼所〈5631〉で-565円(-9.87%)の5,157円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは44銘柄、年初来安値を更新したのは1銘柄でした。
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