慶應卒の元大手金融機関勤務・団塊ジュニア世代の男性…インターネットバブル全盛期のペンシルベニア大留学中に教授から会うことをすすめられた「ハーバード大在籍中の大物」

慶應卒の元大手金融機関勤務・団塊ジュニア世代の男性…インターネットバブル全盛期のペンシルベニア大留学中に教授から会うことをすすめられた「ハーバード大在籍中の大物」

インターネットバブルの時代にペンシルベニア大学へ留学し、デジタル化の未来を目の当たりにした筆者。留学経験を通して見えてきた教育界の「不易と流行」とは? 本記事では、SAPIX YOZEMI GROUP共同代表・高宮敏郎氏の著書『「考える力」を育てるためにSAPIXが大切にしていること』(総合法令出版)より一部を抜粋・再編集し、これからの教育のあり方について解説する。

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ペンシルベニア大学留学中に…

私自身は、1974年生まれの団塊ジュニア世代です。中学受験を経て、慶應義塾普通部に入学し、慶應義塾大学まで内部進学しました。大学卒業後は、三菱信託銀行(現・三菱UFJ信託銀行)に入社した後、2000年に代々木ゼミナールに入職。同年9月にペンシルベニア大学へ留学しました。

 

留学したころは、インターネットバブル全盛期でした。そこで衝撃を受けたのは、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ創設者である、ニコラス・ネグロポンテの言説です。

 

彼は、『ビーイング・デジタル―ビットの時代』(アスキー)という本の中で、“fromatomstobits”(物理的制約からの解放)という未来を予測しました。つまり、「これから物事がデジタル化することによって、人々は物理的な制約から解き放たれていくのではないか」と予見していたのです。その一方で、当時は“bricks-and-clicks”(実店舗+オンラインのハイブリッド)という考えが流行していました。物理的な制約がなくなるとしても、やはり従来の対面式のやり方は残っていくだろうといわれていました。

 

2004年ごろ、私が教育学の博士論文を書いているときに、指導教授に「ハーバード大学に、面白いことをやっている学生がいるから会ってきたら」とすすめられました。その学生がFacebook創業当初のマーク・ザッカーバーグだったことは後になって分かりましたが、正直なところ、当時の私は、彼の取り組みについてあまりピンときていなかったので会いに行きませんでした。もし、あのとき出会っていれば、今頃Metaジャパンの責任者になっていたかもしれないぞ、なんてことを考えたりもします(笑)。

 

その当時から、この国が少子化になることは分かっていました。ITの視点から何かアイデアが出せないかとずっと考えていたのですが、結果的には見つけられずに、今に至っています。

 

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※本連載は、高宮 敏郎氏の著書『「考える力」を育てるためにSAPIXが大切にしていること』(総合法令出版)より一部を抜粋・再編集したものです。

「考える力」を育てるためにSAPIXが大切にしていること

「考える力」を育てるためにSAPIXが大切にしていること

高宮 敏郎

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