素人が副業として取り組んで稼げるのは、物販ビジネス・賃貸ビジネス・情報ビジネスの3つだが、最後に行き着く先は情報ビジネスである……。そう語るのは、元メガバンカーでありながら副業・独立とステップアップし、数億円の資産を築いた坂下仁氏です。今回は坂下氏の新刊『新版 いますぐ妻を社長にしなさい』(フォレスト出版)より一部を抜粋し、情報ビジネスの強みについてご紹介します。
大家業が副業のまま、情報ビジネスが本業になる不思議
私たち夫婦にとっては大家業が初めてのビジネスでした。ですから、セミリタイアするとしても大家業が本業になると、当時は思っていました。
ところが実際には、大家業は副業のままで、講師業や執筆業などの情報ビジネスが本業になりました。私が「やりたいこと」は、「貢献した人が裕福になれるように、執筆やセミナーを通じて情報発信すること」だと気づいたからです。
大家業そのものよりも、大家業のノウハウを教えるほうが楽しかった。銀行員でしたから、銀行借入のコツや裏技を教えることもできます。銀行や金融商品の裏事情にも精通しているので、貯まったお金を減らさずに運用するコツも伝授できます。
そこで、講師としてセミナーを教える方法を学ぶため、講師養成のセミナーに1年かけて通い実践しました。2年後には、私の後継者となる講師を育てるため、新・家元制度のセミナーに通ってコミュニティーに所属。どちらも1時間あたり約2万円と高額でしたが、この2つのプログラムとセミナー仲間のおかげで、情報ビジネスを本業に据えて独立することができたのです。
セミナー仲間を見ていて気づいたことがあります。大家業を選んだ人も、輸入ビジネスを選んだ人も、最後に行き着く先は情報ビジネスだったのです。理由は3つあります。
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お金のソムリエ協会会長
メガバンク行員として30年近く、個人の資産形成や数千件の法人融資にかかわり、支店長の相談役として全店を指導してきた。副業で始めたセミナーは100組超のキャンセル待ちが続き、3年間で1,000組超が受講する人気セミナーとなる。
50歳でセミリタイアしてお金のソムリエ協会を設立し、認定講師を育成。多忙なビジネスマン、副業しにくい公務員、経営者や士師業、パートや主婦、海外在住者など、受講生は6千数百名。大家業、輸出入などの物販、講師業、コンサルタント、アフィリエイト、クリエイター、ライターなど副業分野も多岐にわたり、実践者の収支は1年で数十万~一千万円増加した。
本業以上の副収入を得てセミリタイアする会員や商業出版する会員も続出。「週刊ダイヤモンド」「THE21」「PRESIDENT」「日経マネー」「ダイヤモンドZAi」「朝日新聞」など数十の雑誌・新聞・TV・ラジオでも紹介される。
主な著書は『新版 いますぐ妻を社長にしなさい』(フォレスト出版)、『とにかく妻を社長にしなさい』(サンマーク出版)、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい』(ダイヤモンド社)など、累計26万部。海外でも中国語版、韓国語版、タイ語版が出版され、版を重ねている。
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