まさかお前まで…最愛の妻に続き、溺愛していた犬まで亡くした68歳男性。ペットの供養費用はいくら?自分と同じ墓に入れる?ひとりぼっちになった男性が取った最終手段【CFPが解説】

まさかお前まで…最愛の妻に続き、溺愛していた犬まで亡くした68歳男性。ペットの供養費用はいくら?自分と同じ墓に入れる?ひとりぼっちになった男性が取った最終手段【CFPが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

浩造さん(68歳)は妻に先立たれ、その後は愛犬と一緒に暮らしていました。愛犬がいたことで妻が亡くなった悲しみを癒やしてもらえたことも大きな存在です。しかし、ある日突然、愛犬が持病の心臓病の悪化で亡くなってしまいました。悲しみに暮れる浩造さんですが、供養をどのようにするか決めかねています。本記事では、CFPなどの資格を持つトータルマネーコンサルタントの新井智美さんが、ペットの供養方法や費用相場について解説します。

犬の平均寿命は14歳~15歳程度

犬の平均寿命は中型・大型犬だと約14歳、小型犬や超小型犬だと14歳~15歳と、小型になるほど寿命が長いことがわかります。しかし、それでも人間に比べると短く、飼っている間に亡くなるケースが大半を占めます。

犬の供養方法にはどのようなものがある?

ペットは人間とは異なり、必ず火葬しなければならない決まりはありません。そのため、戸建てに住んでいるなら、自宅の庭に埋めてあげるなどで供養する人もいるでしょう。

 

ただ、集合住宅に住んでいるとそういうわけにもいかず、火葬場で火葬する必要があります。最近ではペット専門の火葬場も増えており、人間と同じようにひつぎに入れてお別れの儀式を行ってくれるところもあります。また、火葬後の骨についてもきれいに並べて持ってきてくれるところも。火葬場によっては送迎サービスを行っているところもあるので、車がなくても安心でしょう。

 

浩造さんは悩んだ末、火葬場で火葬してもらい、チョコちゃんの骨を骨壺に入れて自宅に持って帰ることにしました。このことを「手元供養」と言いますが、人間と異なりペットの骨は自宅に置いていても問題ありません。

 

他には火葬した後にペット霊園や供養塔などに合祀(ごうし)する方法もあります。

ペットの供養費用はいくらかかる?

ペットの火葬費用は、ペットの大きさや火葬を個別で行うのかそれとも他のペットと合同で行うのかで変わります。また火葬場によっても値段が異なりますので事前に確認しておきましょう。

 

費用相場としては、2万円~10万円程度と考えておけばいいでしょう。ちなみに浩造さんの場合は中型犬だったことから、骨壺などの費用も合わせて約9万円だったとのこと。ペットの骨をお墓に入れたり、納骨堂に納めたりする場合は15万円~100万円程度と開きがあります。

 

ただ、合祀(ごうし)を行う場合は、2万円程度と少額で済むケースもあるようです。

 

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