実際に運用されている対応フロー
図表に示すのは、済生会熊本病院で胸痛を主訴とする救急外来の患者に対し実際に運用されている対応フロー(プロトコール)です。
医療の安全性と質を担保するためには、プロトコールを活用する際に一定以上の判断能力が必要とされるため、これを活用する看護師の要件を「看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版):レベルⅢ以上および院内認定資格『トリアージナース』取得」としています(「トリアージナース」は救急部門における経験年数3年以上の看護師が、e-learning受講および5症例のトリアージ実践を経て認定される院内認定資格で、認定後もe-learning受講等の継続的な教育が課せられ、一定の質が担保されています。なお、救急外来の看護師の約9割が取得しています)。
このプロトコールを導入した結果、緊急カテーテルの「Door to balloon time」の月平均時間が79分から67分に短縮され、患者への治療開始を早めることができたという成果が得られたと報告されています。
青柳 智和
医学博士
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
注目のセミナー情報
【国内不動産】4月26日(土)開催
【反響多数!第2回】確定申告後こそ見直し時!
リアルなシミュレーションが明かす、わずか5年で1,200万円のキャッシュを残す
「短期」減価償却不動産の節税戦略
【資産運用】5月10日(土)開催
金価格が上昇を続ける今がチャンス!
「地金型コイン」で始める至極のゴールド投資