賢い社長の節税術…売上が増えても「利益は年800万円以下」に抑える納得の理由【税理士・公認会計士が解説】

賢い社長の節税術…売上が増えても「利益は年800万円以下」に抑える納得の理由【税理士・公認会計士が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

税理士法人グランサーズの共同代表で税理士・公認会計士の黒瀧泰介氏によると、資本金が1億円以下の企業であれば、利益を800万円以下にすることで税制面のメリットがあるといいます。売上を維持しながら利益を抑えるうえで有効な方法をみていきましょう。

利益を予測することが重要

黒「今回紹介している方法を活用すれば、利益を抑えながら節税や事業の発展に繋げられますが、実践の前に本当に利益が800万円を超えるのかを予測しておくことが重要です」

 

――どういうことですか?

 

黒「基本的に会社の利益は年度の最終日である決算日に計算されます。つまり、その年度の実際の利益を把握してから経費で調整するのは不可能なのです」

 

――確かに、実際の利益が算出される頃にはもう何も対策できませんね。

 

黒「そのため、決算日を迎える前にある程度会社の利益を予想し、800万円を超えるようなら事前に経費を増やして対策をする必要があります。そのためにも、利益を月毎に把握しておくなど、会社の利益をこまめにチェックしておくことが重要です」

 

――「決算で分かるからいいや」と毎月の数字を把握していないと、適切な対策ができないということですね。

 

 

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黒瀧 泰介

税理士法人グランサーズ共同代表/公認会計士・税理士

 

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※本記事は、YouTube『社長の資産防衛チャンネル【税理士&経営者】』より動画を一部抜粋・再編集したものです。

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