2.弁護士へ相談する
誹謗中傷の証拠を残したら、できるだけ早く(可能であれば誹謗中傷の投稿を見つけた当日や翌日)に弁護士へ相談の予約をとり、早期にご相談ください。
先ほど解説したように、ログの保存期間を過ぎると投稿者の特定が困難となってしまううえ、インスタの場合スクリーンショットの方法が特殊なためです。自分で残した証拠には、不備があることも少なくありません。
早期に弁護士へ相談して証拠を確認してもらうことで、たとえ証拠に不備があっても追加での証拠を残しやすくなります。弁護士へ相談することで、発信者の特定が可能かどうかの見通しを立てやすくなるほか、発信者が特定できたあとの対応についても検討しやすくなります。
投稿者特定後の対応については、後ほど詳しく解説します。
3.弁護士が発信者情報開示請求をする
弁護士へ相談して依頼をしたら、弁護士が発信者情報の開示請求を行います。かかる期間や費用などについては、初回の相談時に確認しておくとよいでしょう。
インスタで相手が特定できたら
インスタで自身を誹謗中傷した相手を特定できたら、その後はどのような対応を検討できるでしょうか?主な対応方法は、損害賠償請求と刑事告訴です。
誹謗中傷の内容や態様などによってはいずれの対応も可能であることもある一方で、「損害賠償請求は認められる可能性が高いけれど刑事告訴は難しい」など、いずれか一方の対応が困難であることもあります。
また、双方の措置をとる場合はその分だけ費用や時間がかかりやすくなることから、いずれか1つに絞って対応をする場合もあるかもしれません。双方の法的措置をとるのかいずれか一方の法的措置のみをとるのかは、弁護士へ相談したうえで検討するようにしてください。
1.相手に対して損害賠償請求をする
1つ目は、相手に対して損害賠償請求をすることです。損害賠償請求とは、相手の不法行為によって生じた損害を金銭の支払いで償うよう、相手に対して求めることです。
こちらの最終的な目標は、誹謗中傷の投稿者から賠償金を受け取ることです。損害賠償請求はいきなり裁判を申し立てるのではなく、判明した相手の住所宛に弁護士から書面を送るなどして行うことが一般的です。
相手が反省して謝罪をしたうえで、被害者が納得できるだけの金銭を支払った場合は、この段階で事件が終結します。相手が真摯に対応しなかったり賠償金の支払いを拒否したりする場合は、裁判上での損害賠償請求へと移行します。
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