(※写真はイメージです/PIXTA)

LINEには、オープンチャットという機能があります。このオープンチャットへ投稿したら、投稿者が誰なのか特定されるのでしょうか? また、オープンチャットで誹謗中傷などの被害に遭った場合、相手が匿名であっても法的措置をとることはできるのでしょうか? 本記事では、オープンチャットでの投稿者の特定や誹謗中傷の被害に遭った場合の対応などについて、Authense弁護士が詳しく解説します。

「LINEオープンチャット」とは?

LINEオープンチャットとは、興味のあるテーマのトークルームへ入ったりトークルームを作成したりして、LINEの友達になっていないユーザーとグループチャットを楽しめるサービスです。

 

トークルームに入る際は、通常の友達とのLINEで使用しているニックネームやプロフィール画像とは別で、オープンチャット用のニックネームとプロフィール画像の設定ができます

 

オープンチャットを使うことで、共通の趣味や「推し」と持つユーザーと趣味について語り合ったり、情報交換をしたりすることが可能となります。

LINEオープンチャットで本アカや本名は特定される? 

LINEオープンチャットに参加すると、LINEの本アカや本名などは特定されるのでしょうか? ここでは、順を追って解説します。

 

厳密には特定できない 

平時であれば、原則として本アカや本名などがほかのユーザーに知られることはありません。

 

オープンチャットに参加する際のプロフィール画像を本アカと同じものとしたり、InstagramやFacebookなどほかのSNSで使用している画像を投稿したりした場合は、そこから推測され特定される可能性はありますが、あくまでも推測の域をでず、厳密に特定したとはいえません。また、リアルな場面やほかのSNSで話した内容と似た内容の投稿をすることで、推測される可能性もあるでしょう。しかし、同じく厳密に特定したとはいえません。

 

発信者情報開示請求をされると特定される可能性がある  

オープンチャットでは原則として本名などは特定されませんが、これはあくまでも「平時」に限ったことです。オープンチャット内で他者を誹謗中傷したり脅迫したりした場合、相手から発信者情報開示請求をされ、個人が特定される可能性があります。

 

そのため、「絶対に個人が特定されない」わけではなく、他者の権利を侵害するなどの問題を起こせば特定される可能性があることを知っておきましょう。なお、オープンチャットで誹謗中傷などの被害に遭った場合、相手が匿名であるからといって法的措置を諦める必要はありません。

 

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※プライバシーに配慮し、実際の相談内容と変えている部分があります。

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