7月12日の日経平均株価は、前日の米ハイテク株大幅下落の流れを引き継ぎ、朝方から大きく下落しました。市場では連日の最高値更新に過熱感を指摘する声も多かったなか、円高や米ハイテク株の下落など株価調整の材料がでたことを機に、売りが集中しました。日経平均株価は終日軟調な展開で、前日比1,033.34円安の41,190.68円で取引を終え、およそ3年5ヵ月ぶりの下げ幅となりました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが65銘柄、値下がりが159銘柄、変わらずが1銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、東京エレクトロン〈8035〉、ファーストリテイリング〈9983〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、アドバンテスト〈6857〉、ディスコ〈6146〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、ニトリ〈9843〉、住友不動産〈8830〉、リクルートホールディングス〈6098〉、三井不動産〈8801〉、バンダイナムコHD〈7832〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は15億4,600万株、売買代金は4兆4,154.73億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、不動産業、水産・農林業、サービス業、建設業、繊維製品などが上昇した一方、保険業、電気機器、海運業、非鉄金属、銀行業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がSansan〈4443〉で+400円(+23.12%)の2,130円、2位がベイカレント・コンサルティング〈6532〉で+700円(+19.32%)の4,323円、3位がSHIFT〈3697〉で+1,965円(+17.46%)の13,220円となりました。1位のSansan〈4443〉と2位がベイカレント・コンサルティング〈6532〉は昨日の取引終了後に決算を発表。両社とも増収増益の内容が好感され、本日の売り相場でストップ高となりました。
一方、値下がり下位は、1位が地主〈3252〉で-427円(-15.60%)の2,310円、2位がローツェ〈6323〉で-4,100円(-11.88%)の30,400円、3位がディスコ〈6146〉で-6,010円(-8.77%)の62,530円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは99銘柄、年初来安値を更新したのは7銘柄でした。
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