日経平均、241.54円高の「39,583.08円」で取引終了…約38年ぶりの円安水準「1ドル161円超え」で輸出関連銘柄に物色【6月28日の国内株式市場概況】

日経平均、241.54円高の「39,583.08円」で取引終了…約38年ぶりの円安水準「1ドル161円超え」で輸出関連銘柄に物色【6月28日の国内株式市場概況】

2024年6月28日(金)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。

6月28日の日経平均株価は朝方から買いが先行、一時は前日比450円近く上昇する場面もみられました。また、1ドル161円を超える円安進行を追い風に、トヨタ自動車〈7203〉や本田技研工業〈7267〉といった輸出関連株が物色されたほか、国内長期金利の上昇圧力を受けて割安株にも買いが集まった。もっとも、期末とあって国内機関投資家を中心とした持ち高調整の売りも出やすい局面で、指数は上げ幅を縮小。日経平均株価は前日比241.54円高の39,583.08円で取引を終えています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが148銘柄、値下がりが76銘柄、変わらずが1銘柄。

 

日経平均株価の寄与度上位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、アドバンテスト〈6857〉、レーザーテック〈6920〉、ファナック〈6954〉、東京エレクトロン〈8035〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、中外製薬〈4519〉、資生堂〈4911〉、花王〈4452〉、京セラ〈6971〉、味の素〈2802〉となりました。

 

また、東証プライム市場の売買高は17億1,800万株、売買代金は4兆2,833.94億円となり、前日と比べて増加。

 

業種別では、保険業、銀行業、海運業、鉱業、その他金融業などが上昇した一方、食料品、空運業、電気・ガス業、非鉄金属、水産・農林業などが下落しました。

 

東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位が住友ファーマ〈4506〉で+30円(+8.00%)の405円、2位が荏原〈6361〉で+173.5円(+7.32%)の2,543.5円、3位がFPパートナー〈7388〉で+167円(+6.06%)の2,925円となりました。

 

一方、値下がり下位は、1位がプロレド・パートナーズ〈7034〉で-64円(-9.40%)の617円、2位がKADOKAWA〈9468〉で-218円(-7.79%)の2,579.5円、3位が小林製薬〈4967〉で-395円(-7.03%)の5,223円で取引を終えました。

 

なお、年初来高値を更新したのは108銘柄、年初来安値を更新したのは4銘柄でした。

 

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