3――まとめ
今回のFSAPによる評価は、現在の日本の金融システムの安定性が一定程度示された形となった。その一方で、銀行セクターの最低自己資本比率が各行一律である点や、現時点で保険セクターの健全性規制が経済価値ベースでない点*13など、現行の規制からの改善余地がある点も指摘された。これらの指摘は今後の日本の金融規制の在り方を一定程度方向付けるものになると考えられる。今回の結果を念頭に置きつつ、今後とも引き続き国内外の規制関連の動きを注視していきたい。
*13:2026年3月期に経済価値ベースでの健全性規制導入に向けた取り組みは進んでいる
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