6月18日の日経平均株価は、前日の米主要3指数の上昇の流れを引き継ぎ、朝方から上昇してスタート。昨日大幅に下落していたこともあり、自律反発狙いの買いが入りやすかった模様です。もっとも、後場に入ると指数は上昇幅を縮小。上値の重さが目立ちました。この要因として、仏政治リスクが挙げられるほか、日本の金融政策正常化に向けた方針が明確化するとみられる次回日銀政策決定会合(7月30~31日)まで、海外投資家による積極的な日本株買いの動きは限られるとの見方もあるようです。日経平均株価は前日比379.67円高の38,482.11円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが165銘柄、値下がりが59銘柄、変わらずが1銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、東京エレクトロン〈8035〉、TDK〈6762〉、ファーストリテイリング〈9983〉、信越化学工業〈4063〉、アドバンテスト〈6857〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、第一三共〈4568〉、ダイキン工業〈6367〉、7&iHD〈3382〉、武田薬品工業〈4502〉、伊藤忠商事〈8001〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は14億1,400万株、売買代金は3兆4,100.08億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、その他製品、海運業、精密機器、サービス業、化学などが上昇した一方、医薬品、電気・ガス業、卸売業、不動産業、建設業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位が藤田観光〈9722〉で+1,000円(+16.34%)の7,120円、2位が曙ブレーキ工業〈7238〉で+22円(+14.10%)の178円、3位が地主〈3252〉で+317円(+13.84%)の2,607円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がミガロホールディングス〈5535〉で-700円(-14.11%)の4,260円、2位がK&Oエナジーグループ〈1663〉で-375円(-8.99%)の3,795円、3位がセレス〈3696〉で-148円(-7.58%)の1,804円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは104銘柄、年初来安値を更新したのは27銘柄でした。
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