6月17日の日経平均株価は、朝方からの下落して始まると、その後も終日軟調な展開となりました。指数は一時節目の38,000円を割り込む場面もみられましたが、その水準では買い支えも入った模様。結局、日経平均株価は前日比712.12円安の38,102.44円で取引を終えました。この急落の要因について、先週末のフランス市場で、政治リスクの高まりを受けたCAC40指数(フランスの代表的な株価指数)の大幅続落が嫌気されたとみられます。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが25銘柄、値下がりが199銘柄、変わらずが1銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、ファーストリテイリング〈9983〉、東京エレクトロン〈8035〉、アドバンテスト〈6857〉、信越化学工業〈4063〉、ファナック〈6954〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、エーザイ〈4523〉、太陽誘電〈6976〉、日産化学工業〈4021〉、アサヒグループHD〈2502〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は15億7,000万株、売買代金は3兆6,272.06億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、医薬品が上昇した一方、不動産業、石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属、精密機器などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位が曙ブレーキ工業〈7238〉で+30円(+23.81%)の156円、2位がファンケル〈4921〉で+490円(+21.45%)の2,774.5円、3位がプロレド・パートナーズ〈7034〉で+100円(+16.10%)の721円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がマネジメントソリューションズ〈7033〉で-400円(-22.16%)の1,405円、2位がフリービット〈3843〉で-172円(-12.66%)の1,187円、3位がギフトホールディングス〈9279〉で-350円(-11.76%)の2,626円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは59銘柄、年初来安値を更新したのは92銘柄でした。
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