2.管理費の落とし穴
管理費は税金のようなもので、日頃からマンションの快適な暮らしを維持・管理していくために必要不可欠な費用となります。
そして管理費もまた、修繕積立金と同じように、新築購入してから数年後には値上げすることも想定されるため、購入前にあらかじめ認識していないと、思わぬ管理費の値上げが家計を直撃することがあります。
しかし、管理費は修繕積立金とは少し違い、管理組合の管理活動によって管理費の値上げを回避することができます。また、新築当初よりも管理費の支出をおさえることができれば、その余った管理費を修繕積立金へ振り替えることにより、修繕積立金の値上げ幅を低減できることもあります。
3.資金面以外の落とし穴
建築されてから数年経過した中古マンションと比べて、資金面以外にも新築には潜在的なリスクがあり注意が必要です。
マンション販売会社の営業マンは個人情報保護法により、他の購入者の情報を詳しく伝えることはできないので、購入時にどのような方たちがマンションに居住する予定なのか、詳しく知ることは難しいでしょう。
そのため、マンション内でのルールやマナーがどのくらい守られていくのか、管理活動への意識はどのくらいあるのかも不明なため、マンション内が早期に荒れていくリスクも考えられます。
片岡 史朗
マンションLIFEコンサルタント
※本記事は『買った後に絶対後悔しない! 金持ちマンション購入術』(ごきげんビジネス出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
注目のセミナー情報
【国内不動産】7月11日(木)開催
築15年でも家賃下落が起きないアパートの秘密を150棟の設計を行ってきた「プロの設計士」がお伝えします!
入居者ニーズを満たした“こだわりすぎなアパート”を徹底解剖
【海外不動産】7月20日(土)開催
海外不動産の投資手法をアップデート!
日本国内の銀行融資を活用した
最新・ベトナム不動産投資戦略
【税金】7月23日(火)開催
「富裕層を熟知した税理士」が教える
2024年最新【所得税×インフレ】対策
~今後の手残りが3割変わる!?「所得税対策」~
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】