(※写真はイメージです/PIXTA)

父、もしくは母の一方に先立たれ、ひとり暮らしとなった親。心配ではありますが、小さな変化にすぐさま気が付くことは難しいかもしれません。本記事では安田真奈美さん(仮名)の事例とともに、老後の後半戦に待ち構えるリスクについて、FP相談ねっと・認定FPの小川洋平氏が解説します。

老後の後半戦まで見据えた準備を

2024年5月に行われた厚生労働省認知症対策推進関係者会議にて公表した、認知症と軽度認知障害(MCI)の患者数の推計結果によると、2040年には認知症の高齢者が584万人、軽度認知障害(MCI)の患者数は613万人にもなると予測されています。高齢者の7人に1人が罹患する予測です。

 

自分が認知症になるなどなかなかイメージし難いことでしょうが、誰もが認知症になる可能性があり、やがて訪れるであろうと予想される状態に備えておく必要があるといえます。

 

新NISAの普及で資産形成への意識が高まりつつありますが、こういった認知症や誰かの手を借りなければならない状態になった際にも備えておく必要があります。

 

また、老後の後半戦においては、単に資産形成の効率のみでなく家族や自分の面倒をみてくれる人が資産を管理しやすい仕組みを考えることも重要です。家族信託、後見人制度、生命保険などを活用しながら、家族への負担が少なく、笑顔で迎えられるようなマネープランを構築しておきましょう。
 

 

小川 洋平

FP相談ねっと

CFP

 

注目のセミナー情報

【国内不動産】7月11日(木)開催
築15年でも家賃下落が起きないアパートの秘密を150棟の設計を行ってきた「プロの設計士」がお伝えします!
入居者ニーズを満たした“こだわりすぎなアパート”を徹底解剖

 

【海外不動産】7月20日(土)開催
海外不動産の投資手法をアップデート!
日本国内の銀行融資を活用した
最新・ベトナム不動産投資戦略

 

【税金】7月23日(火)開催
「富裕層を熟知した税理士」が教える
2024年最新【所得税×インフレ】対策
~今後の手残りが3割変わる!?「所得税対策」~

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」

 

■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ

 

■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】

 

 

 

※プライバシー保護の観点から、相談者の個人情報および相談内容を一部変更しています。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録