IT健保のメリット②付加金が給付される
――では、次の「付加金が給付される」というメリットはどんなものでしょうか?
黒「はい、病気やケガ、出産、死亡に際した場合、健康保険では一定の給付が行われます。
給付には、法律で定められている法定給付と、各健康保険組合が独自で行う付加給付とがあります。協会けんぽには付加給付はありませんが、IT健保では付加金が給付されます」
IT健保では付加金が給付される
――そうなんですね。どんな付加金が給付されるのですか?
黒「たとえば、被保険者の奥さんが妊娠4ヵ月以上で子供が生まれたときに、協会けんぽでももらえる通常の420,000円の家族出産育児一時金に加えて、付加給付として別途90,000円がもらえます」
――これは私ももらいました。
黒「何かとお金が必要なタイミングで、こういった追加の給付があるのはありがたいですね。
他にも病気・怪我の時や亡くなったときの付加給付なども充実しています。
たとえば被保険者が亡くなったとき、埋葬料として法定給付50,000円に加えて、150,000円の付加給付があります。
IT健保のメリット③さまざまな保険事業
――ではメリット3つ目の「さまざまな保険事業」というのは、どんなものですか?
黒「はい、加入者の健康保持・増進のための事業として、健康診断を受けられたり、ウォーキングイベント・ゴルフ大会などを実施したりしています。たとえば通常3~40,000円かかる人間ドックが、10,000円ほどで受けられます」
黒「また、保養所などの保健施設が充実しています。たとえば、上記のような直営保養施設の他、通年保養施設が1泊5,500円で利用できます」
――わたしも利用しています。宿泊だけでなく料理も美味しく、普通であれば15,000円はしそうな施設も、5,500円で泊まれるんですよね。
黒「それはお得ですね」
――昨年もこれを使って、南紀白浜へ社員旅行に行きました。それ以外にも旅行パックのようなものもあり、申し込むと1回につき上限10,000円の補助が出ます。これは年度内2回まで使えます。
黒「他にも良く使うものはありますか?」
――ディズニーランドやUSJなどに格安で行けるイベントもあります。たとえば「令和5年度健歩大会(東京ディズニーランド®・東京ディズニーシー®)実施要領」では、大人は3,000円、中学生・高校生は2,500円、幼児・小学生は2,000円の補助が出ます。
「健歩大会」という名はついていますが、3ヵ月の間から好きな日を選べ、パーク内では自由行動で楽しむことができます。
黒「テーマパークも値上げが相次いでいるので、少しでも入場料の補助が出るとありがたいですよね」
――その他、会議室が格安で利用できたり、キャンプ場の利用で補助が出たりと、さまざまな福利厚生があるのでおすすめです。
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黒瀧 泰介
税理士法人グランサーズ共同代表/公認会計士・税理士
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