やり手の社長が「築20年・ボロボロのコインランドリー」を買い漁るワケ【税理士が解説】

やり手の社長が「築20年・ボロボロのコインランドリー」を買い漁るワケ【税理士が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

副業や節税を目的とした「コインランドリー投資」によって、全国的にコインランドリーが急増しました。近所を歩いていて「あれ、こんなところにもできたんだ」と感じたことのある人もいるのではないでしょうか。ただ、ひところに比べて落ち着いた印象のあるコインランドリー投資ですが、実はいま、情報感度の高い経営者のあいだで「中古のコインランドリー」が注目されているそうです。その理由について、税理士法人グランサーズ共同代表で公認会計士・税理士の黒瀧泰介氏が解説します。

中古コインランドリー投資が注目されている

最近、「中古コインランドリー投資が熱い」とよく耳にします。

 

実際、築20年以上の古い店舗をリノベーションした結果、売上がリノベーション前の4倍になったという話も聞きました。

 

では、いったいなぜいま「中古コインランドリー」が注目されているのか? その理由と、節税効果・売上アップの仕組みを詳しく解説します。

 

コインランドリー市場は安定成長中

リサーチ会社の調査によると、国内のコインランドリー市場規模は年間約1,000億円。単身世帯や共働き世帯の増加により、家庭では洗えない大物洗濯の需要が確実に伸びています。

 

市場は今後も安定した需要が見込まれる、まさに「不況に強いビジネス」と言えるでしょう。

なぜ良質な中古物件が市場に出てくるのか?

中古コインランドリーが売却される主な理由は2つあります。

 

1.節税目的の役割が終了したため

多くのオーナーは当初、設備の減価償却を活用して課税所得を圧縮するためにコインランドリー事業を始めています。

 

しかし、減価償却期間が終わると黒字額が急増し、税負担が重くなるため、事業を売却して利益を確定させ、次の減価償却資産(中古車・中古設備など)に再投資する戦略を取ります。これが「節税→再投資」の好循環です。

 

2.オーナーの高齢化と後継者不在

1990年代後半~2000年代に、郊外型大型コインランドリーを開業したオーナー層が今、高齢化しています。後継者がおらず、運営は健全でも手放すケースが増えているようです。

 

この2つのタイミングが重なり、現在は「戦略的売却物件」と「本当に収益が悪化した物件」が混在しています。

 

だからこそ、物件の見極めが非常に重要なのです。

 

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※本記事は、YouTube『社長の資産防衛チャンネル【税理士&経営者】』より動画を一部抜粋・再編集したものです。

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