税理士は「キャッシュフロー」にまで気が回らない!?
銀行格付、スコアリングの対策について、指導をしてくれる税理士はほとんどいません。ですので、税理士まかせにしている企業は、決算書が確定する前に、よく見ておいてほしいのです。
なぜ、税理士事務所は教えてくれないのか? 銀行借り入れについて、知らない。銀行格付けなるものについて、知らない。という方が多いのです。特に、税理士事務所の、税理士でもない方が担当をされているなら、まず、知らないと思ったほうがよいでしょう。
特別損失にできるものでも、一般管理費に計上したり、せいぜい、営業外費用に計上したり、ということを平気でされる方を、何人も見てきました。
その方々の言い分は、「どっちにしても、税金は同じですから」というものでした。税金の計算だけが頭にあり、その企業のキャッシュフローを良くするための、手助けとなる決算書づくり、という意識はないのですね。
仮確定の決算書の段階から、社長自身が必ず確認を
通常営業外で発生した費用、その年度にだけ発生した費用、それらの費用が特別損失に計上されているかどうか、仮確定の決算書段階で、顧問の税理士事務所に、必ず確認しておいてください。
営業外費用でも、金利以外に何かがあれば、「特別損失で計上できませんか?」と、言ってみてください。
営業外収益があれば、「売上高で計上できませんか?」と、言ってみてください。
税理士事務所に対しては、こちらから何かを言わなければ、後の税対応がしやすいように、処理されてしまいますから。