(※写真はイメージです/PIXTA)

不動産投資をする人にとって、空き室が続くことは大問題。早く入居者を決める必要があります。そこで本記事では、浅井佐知子不動産鑑定事務所代表の浅井佐知子氏による著書『0からわかる! 不動産投資超入門』(ソシム)から一部抜粋し、入居者を募集するときのコツを解説します。

入居者募集のプロ賃貸仲介会社を味方にする

浅井:入居者を決めるには、賃貸仲介会社に客付けをお願いして回ることも大切です。

 

鈴木:管理会社にお願いするだけではだめなんですか?

 

浅井:物件の囲い込み※4が起こる可能性があります。そうすると、なかなか入居者が決まりません。この場合、ADを上乗せして客付けをがんばってもらうこともありますが、物件の近くの賃貸仲介会社にも客付けを頼むといいでしょう。

 

山田:どうやって依頼するんですか?

 

浅井:実際に店舗へ行って依頼をします。ネットで検索して、賃貸物件の取り扱い数が多い業者をいくつか訪問します。親切に対応されることがほとんどなので、ぜひ行ってみましょう。また、訪問の前には、管理会社に賃貸仲介会社に客付けを依頼することを伝えておきます。反対されないよう、早く入居者を決めたいことも伝えましょう。

 

※4:貸主から紹介された物件を他社に紹介せずに、自社だけで客付けしようとすること。貸主と借主の両方から手数料を得ることを目的にしている。

 

賃貸仲介会社を訪問しよう

[図表3]

 

イラスト ©長野美里

 

 

浅井佐知子

不動産鑑定士/不動産投資コンサルタント

 

※本記事は『0からわかる! 不動産投資超入門』(ソシム)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。

 

0からわかる! 不動産投資超入門

0からわかる! 不動産投資超入門

浅井 佐知子

ソシム

不動産投資に興味が出たら、一番最初に読んでほしい入門書。 一棟アパート、区分マンション、戸建てから不動産投資信託、クラウドファンディングまで、不動産投資のノウハウをやさしく丁寧に解説します。

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