本記事は、マネックス証券株式会社が2024年4月12日に公開したレポートを転載したものです。
本記事のポイント
・日経平均上値の重さが目立つ
・日米ともにしばらく方向感のない展開続く
日経平均の本日(2024年4月12日)の下げは調整局面の動き
新年度に入ってから日経平均の上値の重さが目立つ。日経平均のローソク足チャートを見ると8日まで連続して陰線であった。
この背景は機関投資家の期初の益出しという日本特有の要因があるものと思われる。特に昨年度は記録的な相場上昇を経験したため、含み益もたっぷり乗っているのだろう。そのため例年に比べて益出しが長引いているのではないかとの見方もある。実際、東京証券取引所が11日発表した4月第1週(1~5日)の投資部門別売買動向によると、信託銀行の現物株の売越額は7,887億円と過去最大だった。
それが今週9日(火)にようやく陽線となった。翌日の寄り引け同値の十字足を挟み、米国のCPI(消費者物価指数)ショックで大幅安で始まった11日(木)は下げ幅を縮め、再び陽線で引けた。TOPIXに至ってはCPIショックを跳ね返して小幅高で終えた。日本株もかなりしっかりしてきたように思えたが……。
マネックス証券株式会社
チーフ・ストラテジスト
1963年東京生まれ。上智大学外国語学部卒業。神戸大学大学院・経済学研究科・博士後期課程修了。
博士(経済学)。日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、社会構想大学院大学教授。
大手証券会社、銀行系投資顧問、外資系運用会社など様々な金融機関でファンドマネージャー、ストラテジスト等を歴任。40年にわたって証券市場の最前線で働く。
好きな言葉はロベルト・バッジョの「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気のある者だけだ」。予想を外すかもしれない不安と戦いながら、今日もマーケットという名のピッチに立ち続ける。
テレビ・ラジオのコメンテーターとしてメディアで活躍するほか、著書、論文、寄稿など多数。
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連載【広木隆・チーフストラテジスト】ストラテジーレポート/マネックス証券株式会社