(※写真はイメージです/PIXTA)

積み立て投資は「長期」で続けるのが大切とよくいわれますが、具体的には最低何年続ければいいのでしょうか。本記事では『知識も時間もないですが、新NISAでほったらかし投資よりお金を増やしたいです』(KADOKAWA)から、著者の〈投資塾ゆう氏〉が、継続期間10年、15年の場合それぞれの利益率を比較して、積み立て投資のベストな継続期間について詳しく解説します。

15年継続するとマイナス幅が小さくなり利益が大きくなる

では、積み立て投資を15年に延ばした場合はどうでしょうか。以下は1994年を起点に94年から15年、95年から15年というふうに、直近までの16パターンを調べた結果です。

 

[図表2]積み立て投資を15年継続した場合の成果(為替変動込み)
 

結果は13勝3敗で勝率は10年の積み立ての場合とほぼ同じ81%ですが、最も負けた場合の損失がマイナス11%と、10年の場合の34%に比べるとマイナス幅を小さくできています。

 

 

逆に最も利益が出た場合の利益率は328%で、こちらも10年の168%を大きく上回っています。平均の利益も123%と、10年の70%の1.75倍になりました。

 

このシミュレーションからわかることは、積み立て投資では10年よりも15年続けたほうが利益をより大きくでき、うまくいかなかった場合の損失も小さくできるということです。

 

ですから、私は自分のお客様に対しては、最低15年は継続する前提で積み立て投資を始めてくださいとアドバイスしています。

 

 

投資塾ゆう

投資アドバイザー

 

※本記事は『知識も時間もないですが、新NISAでほったらかし投資よりお金を増やしたいです』(KADOKAWA)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。

 

 

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