売れ残りの土地は、買ってはいけない?
土地の値段は、少しの違いで大きく変わるもの。たとえば同じ町内でも、駅に近いほど高くなりがちですし、土地の形が整っていないと割安になります。
そうした細かな要件が積み重なり、「人気の土地」と「売れ残る土地」が出てくるわけですが、売れ残っているからといって「悪い土地」とは限りません。
家づくりと同じで、土地もまた「そこで幸せに暮らす」ことが目的です。ほしい暮らしが実現できる土地が売れ残っているなら、大きなチャンスなのです。
一般的に不人気である「駅から遠い土地」は、電車を利用しない人にとっては無関係です。目の前の道路が狭くとも、建物の配置や外構次第で出入りのスペースを広げられます。狭い敷地であっても、2階にリビングを配するなど設計上の工夫で十分豊かに暮らせます。
売れ残りの土地を「割安な土地」に変えるには、土地に対してどんな建物がつくれるかというプランも含めて検討する必要があり、やはり土地探しの前に住宅会社を決めておくのがおすすめです。
げげ(⾦⾕尚⼤)
⼀級建築⼠事務所げげ代表
一級建築士YouTuber