(※写真はイメージです/PIXTA)

長年連れ添った夫婦でも、まだ知らないことがあるかもしれません。場合によっては、後々思わぬ形で発覚し、配偶者を窮地に追いやる事態となるケースも……。本記事では、福田さん(仮名/67歳)の事例とともに身近な相続トラブルについて、FPの小川洋平氏が解説します。

相続のトラブルに資産の多寡は関係ない

今回は妻の死後に実は前夫とのあいだに子供がいたことがわかったことで相続のトラブルに巻き込まれ、豊富にあると思っていた老後の資金も大きな不安を抱えることになってしまったことです。

 

また、今回は中小企業経営者のご夫婦に起きたトラブル事例を紹介しましたが、2019年度司法統計年報によると、トラブルになった事例の内約30%が相続財産が1,000万円以下、約40%が1,000万円から5,000万円以下となり、約70%が相続財産5,000万円以下で発生しており、相続のトラブルに資産が関係ないことがわかります。

 

仲がよかったはずの親族同士が葬儀場で怒鳴り合いのケンカをするというようなこともあり、決して他人事ではありません。自分の死後に家族が財産を巡って醜い争いをしたり、福田さんのように困ってしまうようなことがあっては不本意なことでしょう。

 

こういった事例があることを知り、自分に万が一があったとき、遺された家族が困ることなく、自分の死後も幸せに暮らすことができるよう、「まだ早い」と思うころから専門家を交え、対策を練ることをお勧めします。

 

 

小川 洋平
FP相談ねっと

 

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