農林水産物における最大の消費国は中国。日本は第3位
中国はベトナムの農林水産物における最大の消費国であり、全体の23%を占め、年間106%の伸びを示した。
農業農村開発省(MARD)によると、中国への1月の農林水産品輸出額は前年同月比80%増の51億4,000万米ドル(約7,636億4,466万円)と大幅に増加した。
輸入額は前年比40%増の37億2,000万米ドル(約5,526億9,528万円)に達した。その結果、貿易黒字は14億米ドル(約2,080億360万円)を超え、年間4.6倍以上に急増した。
林産物の輸出額は14.9億米ドル(約2,213億7,526万円)(73%増)、水産物は7.3億米ドル(約1,084億6,741万円)(61%増)、農産物は27.1億米ドル(約4,026億6,670万円)(94%増)、生産資材は1.77億米ドル(約2,63億290万円)(50%増)、畜産は3,600万米ドル(約53億5,006万円)(3.5%増)であった。
同省によると、農林水産物の各地域への輸出額はいずれも増加した。代表的なものとして、アメリカ地域への輸出は11億8,000万米ドル(約1,753億7,396万円)(94%増)、アフリカは1億400万米ドル(約154億5,668万円)(185%増)、アジアは25億2,000万米ドル(約3,745億2,744万円)(86%増)、ヨーロッパは5億3,200万米ドル(約790億6,584万円)(38%増)、オセアニアは7,800万米ドル(約115億9,236万円)(101%増)となっている。
同省の報告書によると、中国はベトナムの農林水産物における最大の消費国であり、全体の23%を占め、年間106%の伸びを示した。次いで米国が20.8%(96%増)、日本は7.4%(48%増)で第3位であった。
旧正月には需要急増も、価格の大幅変動はなし
同省は、1月は中国の旧正月期間中の需要急増により、ほとんどの商品の価格が2023年12月と比較して上昇する傾向にあると指摘した。しかし、その影響にもかかわらず、農林水産物部門における商品の価格は大幅に変動することはなく、相対的に見て価格は安定している。
「全体として、農産物の供給は豊富で、旧正月休暇のための十分な食料が確保されている。価格は大きく変動しておらず、むしろ消費者の習慣が変化した結果、価格が下がった品目もある」と同省は述べている。
2023年、農林水産業は輸出額で新記録を達成し、前年比9.3%増の532億米ドル(約7兆9,065億8,400万円)以上を記録した。
また、同省は12月27日、同部門の貿易黒字が85億米ドル(約1兆2,632億200万円)に達し、2021年と比べると30%も上回ったと報告した。
具体的には、主要農産物の輸出額は225.9億米ドル(約3兆3,570億954万円)(4.8%増)、主要林産物の輸出額は169.3億米ドル(約2兆5,158億9,958万円)(6.1%増)、水産物輸出額は109.2億米ドル(約1兆6,227億7,752万円)(22.9%増)となった。
「この1年間、同部門は貿易障壁の撤廃に注力し、輸出の新記録樹立に貢献した」と同省は述べた。
同省は、農産物の消費促進のための解決策を提案しながら、価格変動や市場の需給バランスに注視していたという。また、大使館や貿易・農業カウンセラーと連携し、輸出市場に関連する情報提供のルートを確立したという。
同時に、中国、米国、EU、ロシア、ブラジルなどの大市場への輸出を拡大するためのオンライン貿易促進活動も強化し、日本、韓国、ASEAN、オーストラリア、ニュージーランド、中東などの潜在市場の開拓も行ったと述べている。
また、農業農村開発省は産業貿易省と緊密に連携し、地元農産物の輸出市場を開拓するための交渉を行い、農林水産物の輸出を促進に向けた問題の迅速な解決について交渉した。
同省は「農産物の世界的なサプライチェーンに影響を与えたパンデミックやロシア・ウクライナ紛争の悪影響を最小限に抑えるための対策も講じた。農産物輸出を促進するため、自由貿易協定(FTA)を積極的に活用した」と報告した。
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