普通選挙制度の実現と、「治安維持法」の制定
政党内閣が復活し、護憲三派(最多議席が憲政会)が与党の〔第1次加藤高明内閣〕が成立しました。そして、普通選挙法を制定し(1925)、満25歳以上の男性全員が選挙権を持ち、普通選挙制度の公約を実現しました。
同時に、共産主義(革命による労働者政権樹立と財産共有による平等社会をめざす)を取り締まる方針で治安維持法を制定し(1925)、国体の変革や私有財産制度の否認(天皇制の打倒や資本主義の否定)を目的とする結社の処罰を定めました。
普通選挙で拡大する労働者階層の政治的影響力に歯止めをかけるとともに、ソヴィエト連邦との間で日ソ基本条約を結んだことで、日ソ国交樹立による共産主義の流入を防ぐ意図がありました。
のち、憲政会を単独与党とする〔第2次加藤高明内閣〕が成立しました。
「憲政の常道」は、どのようにして生まれたのか?
大正後期から昭和初期にかけて、もと立憲政友会総裁の元老西園寺公望が、〔犬養毅内閣〕までの7代にわたって衆議院多数党の党首を首相に推薦し、「憲政の常道」(1924~32)と呼ばれる政党内閣の慣行が継続して、政党政治が発展しました。立憲政友会と、憲政会(のち立憲民政党)が交代で与党となる、二大政党制の時代となったのです。
山中 裕典
河合塾/東進ハイスクール・東進衛星予備校
講師
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
注目のセミナー情報
【税金】11月27日(水)開催
~来年の手取り収入を増やす方法~
「富裕層を熟知した税理士」が考案する
2025年に向けて今やるべき『節税』×『資産形成』
【海外不動産】11月27日(水)開催
10年間「年10%」の利回り保証
Wyndham最上位クラス「DOLCE」第一期募集開始!
【事業投資】11月28日(木)開催
故障・老朽化・発電効率低下…放置している太陽光発電所をどうする!?
オムロンの手厚いサポート&最新機種の導入《投資利回り10%》継続を実現!
最後まで取りつくす《残FIT期間》収益最大化計画