(※写真はイメージです/PIXTA)

沖縄軍用地投資とは、「沖縄県内の米軍基地や自衛隊基地内の土地を購入し、日本政府から借地料を受け取ることによって利益を得る投資」のことを指します。実際の投資物件について、売買価格や借地料のシミュレーションを算出するとともに、軍用地投資のデメリットや注意点もあわせてみていきましょう。

売買価格はどうやって決まる?借地料はいくらもらえる?

軍用地投資に関する“素朴な疑問”

黒「この倍率って、誰が決めてるんですか?」

 

――特定の個人や団体が決めているのではなく、市場動向や基地返還の予定の有無などによって変化します。

 

黒「そういうものなんですね」

 

――そしてこの倍率は、軍用地の売買価格に関わってきます。軍用地の売買価格は、一般の土地のように「坪数×坪単価」で計算するのではなく、「年間借地料×倍率」で計算します。

 

販売価格の算出方法の違い

 

  • 一般の土地・・・「坪数×坪単価」=売買価格
  • 軍用地・・・「年間借地料×倍率」=売買価格

 

たとえば弊社で購入した物件ですと、年間借地料が10万1,113円、倍率が50なので、10万1,113円×50=505万5,650円ということで売買価格505万5,000円となります。

 

黒「そうやって計算するんですね」

 

――はい。軍用地の倍率は全体的に上昇傾向で、たとえば嘉手納飛行場の倍率については、2011年は35倍ほどでしたが、現在は60倍前後で取引されています。

 

黒「ということは……借地料も毎年少しずつ上がっているということですし、売却益も期待できる訳ですね」

 

――そうですね。仮に、この物件を10年間保有した後に売却したとして、その時点で

 

  • 倍率 55倍
  • 借地料 11万円

 

だとすると、55×11=605万円で売却できることになります。しかも、その間も10年間安定して借地料が入ってきているという形です。

 

黒「いいですね」

 

借地料のシミュレーション

黒「ではインカムゲインはどんなイメージですか」

 

――年間借地料が毎年値上がりしていることを踏まえて、5年間の借地料収入をシミュレーションしつつ、同じ金額を定期預金に入れた場合と比較してみたいと思います。

 

〈軍用地と定期預金の比較〉

 

●軍用地(年間借地料10万1,113円) 

5年間の借地料収入:51万9605円

※5年間値上がり率1.37%の場合

 

●定期預金(金利0.003%)

5年間の利息合計:758円

 

軍用地の借地料と定期預金の利息で、およそ685倍の差があります。

 

黒「すごい差ですね……」

 

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※本記事は、YouTube『社長の資産防衛チャンネル【税理士&経営者】』より動画を一部抜粋・再編集したものです。

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