※画像はイメージです/PIXTA

遺産相続ではいかに多くの遺産をもらうかに関心が集まりがちですが、遺産相続を放棄(=相続放棄)したほうがいいケースがあります。しかし相続放棄を検討したり、進めたりするうえで、注意すべきポイントも。みていきましょう。

相続放棄の手続きは専門家に依頼できる

相続放棄の手続きは自分でも行うことは可能です。ただ、相続順位の移動や代襲相続が発生している場合、必要な戸籍関係書類が多くなり収集だけで膨大な時間がかかってしまうことも多々あります。戸籍謄本の収集や様式への記入が難しい場合は弁護士または司法書士に依頼することができます。専門家に依頼すると、簡単かつ確実に手続きをすることができます。相続放棄をした方がよいかどうかについて相談することもできます。

 

相続放棄の手続きを専門家に依頼した場合の報酬は、おおむね以下の金額になります(期限後の相続放棄ではこれより高い金額になります)。

 

●弁護士:10~20万円程度

●司法書士:3~5万円程度

 

司法書士に依頼すると報酬は割安ですが、代行できる業務の範囲に注意しなければなりません。司法書士は、戸籍・住民票の取得や書類作成を代行する役割にとどまるため、裁判所から照会があれば自分で回答しなければなりません。弁護士に依頼すれば、書類作成だけでなく裁判所への回答もすべて任せることができます。

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」

 

■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ

 

■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】

 

■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

本連載は、税理士法人チェスターが運営する「税理士が教える相続税の知識」内の記事を転載・再編集したものです。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録