「プロポーズ」から逆算してデートプランをつくる
ビジネスにおいては、相手と良好な関係を構築することが大切です。その意味で、ビジネスは「恋愛」と共通する面があります。
たとえば、初めて出会った知らない人からいきなりプロポーズされたら、あなたはどう思いますか?また、プロポーズではなくても、出会って初めて自分のいいところばかりを自慢してくる人がいたら、どう思うでしょうか?おそらく「苦手だな、この人」と思うのではないでしょうか。
ビジネスは、出会い、恋愛し、結婚し、共に歩んでいく幸せな人生とよく似ています。顧客と幸せな関係を築き上げて、切っても切れない関係を構築していくことです。プロポーズから逆算してデートプランをつくるのと同じように、商品・サービスを提供する流れを考えると、顧客もあなたも幸せな関係がずっと続くビジネスプランができあがります。
恋愛でまず一番最初にすることは、どんな相手と幸せになりたいのか、を明確にすることです。そして、その相手がどうなったら幸せなのか、自分自身もどうなったら幸せなのか、双方にとって幸せな未来をイメージします。
ビジネスに置き換えると、相手の課題や欲求に最大限貢献し、絶大なる信頼があるからこそ、あなたの高単価な商品・サービスを顧客が購入し、利用し続けている状態です。
その商品・サービスを提供するために、「断られないプロポーズ」をします。プロポーズをする時、相手から断られないことをわかっていながらプロポーズしますよね。
あなたは、いきなり告っていませんか?モテない人ほど、相手の状況や相手の気持ちや、相手の信頼を考えずにプロポーズするので断られてしまうのです。
プロポーズの前に、より親密なデートを重ねてお互いの信頼を築き上げる必要があります。デートを重ねて、相手が望む幸せな人生像を理解し、自分の幸せな人生像も伝え、お互いにハッピーな未来が見えるからこそ、断られないプロポーズとなるのです。
また、デートを重ねるためには、初回のデートで「この人いいな」と思ってもらう必要があります。そのために、相手に合わせたデートプランを考えるのです。
初回のデートでは、相手が緊張することなく、「行ってみたい!」と思うような場所やプランで考えます。たとえば、相手がイタリアンが好きだとしたら、「人気のイタリアンのお店があって、私も好きなので、今度一緒に行きませんか?」と誘えば、OKをもらえる率は高そうですよね。そこで時間を醸成し、楽しい時間を過ごすからこそ、「あ、次も会いたいな」と思ってもらえるのです。
では、初回のデートの約束をもらうにはどうすればよいのでしょうか。
知り合って初めて話すとき、自分の話ばかりするのではなく、相手の話をよく聞きます。そうすれば相手の趣味嗜好がわかり、相手に合わせた話をすることができます。会話のやりとりするなかで、相手からも興味を持ってもらえることがあります。そのようにして初めて、連絡を取り合う手段として、LINE交換したり、Instagram でフォローし合ったり、電話番号を交換したりできるのです。これが、初回デートにつながります。
ビジネスにおいても、この一連のプロセスが重要です。いきなり告らない、いきなり自己アピールばかりしない。相手を知る、相手との信頼を醸成する。回数と時間を重ねれば重ねるほど、相手との信頼関係は深まります。その上で最高なプロポーズ、断られないプロポーズをして、顧客もあなたも幸せになる関係性を築き上げていきましょう。